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『仕掛学』を読む

『仕掛学』松村真宏 著
東洋経済新報社 (2016.10.05)

人はコンピュータやデータに頼らなくても、道端にひっそりと咲く花や鳥のさえずりに気づく。

大切なのは、生活空間の魅力に気づかせてくれる「仕掛け」です。

「仕掛け学」の松村教授

『ついしたくなる』ように間接的に誘導し、目的を達成する手法が「仕掛け」なのです。と、著者の大阪大学の松村准教授(現在は教授)は、仰っています。

戦略的に人を動かす「仕掛け」というツール〈前編〉

https://www.mana-biz.net/2016/12/post-175.php

戦略的に人を動かす「仕掛け」というツール〈後編〉

https://www.mana-biz.net/2017/01/post-176.php

『仕掛学』松村真宏 著
東洋経済新報社 (2016.10.05)

【ブックレビュー】

https://str.toyokeizai.net/books/9784492233733/

【著者紹介】大阪大学公式サイト

http://www.dma.jim.osaka-u.ac.jp/view?l=ja&u=4014

【仕掛学】大阪大学公式サイト

https://www.osaka-u.ac.jp/ja/news/storyz/special_issue/research_topics_nl75/201703_special_issue03

【仕掛学研究会ホームページ】

https://www.shikakeology.org/

以上の予備知識をいれて『仕掛学』を読んでみる。

仕掛けの基本

仕掛けは行動の選択肢を増やす

① いつもの行動
②「仕掛け」から もうひとつの行動

仕掛けに対する反応

① 行動を変える時の負担
② 仕掛けに依ってもたらされる便益

仕掛けの原理

物理的トリガ / 心理的トリガ
結果としての行動の変化

トリガー(trigger)→ 引き金

仕掛けを見つける方法

子供の行動観察

【参考】オズボーンのチェックリスト

①他に使い道はないか
(Put to other uses / 転用)
②他からアイデアが借りられないか
(Adapt / 応用)
③変えてみたらどうか
(Modify / 変更)
④大きくしてみたらどうか
(Magnifty / 拡大)
⑤小さくしてみたらどうか
(Minify / 縮小)
⑥他のものでは代用できないか(Substitute / 代用)
⑦入れ替えてみたらどうか
(Rearrange / 置換)
⑧逆にしてみたらどうか
(Reverse / 逆転)
⑨組み合わせてみたらどうか
(Combine / 結合)

【ポイント】

「仕掛け」を考える時、子供の行動を観察する。また、子供に限らず ヒト の行動を観察する。

2020.05.26.