「山本理顕」人と思想
山本理顕(やまもと りけん)
1945年生まれ 建築家
名古屋造形大学のホームページより
https://www.nzu.ac.jp/teachers/cad/yamamoto_r/
Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E7%90%86%E9%A1%95
代表的な考え(思想)
プライベートとパブリックの間の「閾(しきい)」
ヒント:文化人類学の中に
住宅と云う建築が 外側との関係があって初めて成り立つとしたら、その外側との関係をつくるために 特別な部屋が準備されているはずだ。
外と関わるための特別な場所を「閾(しきい)」と名付けた。
家族中心の個室群の住宅ではなく、住宅の外側との関係を考える。
共同体と共同体の接点(個室群)が玄関ではなくなり、個室すべてが社会に対峙する。
地域の建築
地域のシンボルとなるような建築とは。
集合住宅は、住んでいる人にとって快適であること。地域のシンボル性とは全く違うものになる。
▶ 美術館や官公庁のような公共性の高い建物は、地域性を考える。
▶ 商業建築ではなく、商業都市をつくる。
▶ 中華街のようなエンターテインメント性の高い施設をつくる。
職住一体の "まち"
住人がエンターテインメントサービスの主役になる "まち"
ハンナ・アレントの思想に共鳴
ハンナ・アレント『人間の条件』
【Wikipedia】
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E9%96%93%E3%81%AE%E6%9D%A1%E4%BB%B6
【筑摩書房/ブックレビュー】
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480081568/
【materialization】
アレントは、工作物をつくる人の思想がいかに重要かを書いています。
山本理顕 共同体内共同体
「地域社会圏」と云う考え方
住宅は「大きな共同体」の中の「小さな共同体」として、私の言い方では「共同体内共同体」としてつくられています。
2009年の講演会より
https://www.tozai-as.or.jp/mytech/09/09-yamamoto07.html
社会が建築をつくるのではなく、建築が社会をつくる。
日常生活を意識した教育
学生たちが参加する場面が必要
名古屋造形大学【地域社会圏領域】
https://www.nzu.ac.jp/course/cad/
2020.10.05