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【Study_note】 妖精と霊

妖精:fairy または faery (フェアリー)

【妖精】wikipedia

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%A6%96%E7%B2%BE

【フェアリー】wikipedia

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%BC

霊:spirit(スピリット)

【wikipedia】

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%88

宗教色が強い場合:キリスト教での表現 (Saint Spirit:聖霊, Angel:天使)
霊、霊魂、魂、心霊、亡霊を意味する。

『小泉八雲東大講義録』
ラフカディオ・ハーン 著
池田雅之 編訳
角川ソフィア文庫 (2019.08.25)

【ブックレビュー】

https://www.kadokawa.co.jp/product/321812000874/

小泉八雲は、妖精や怪談の どんなところに惹かれただろうか?

妖精文学と迷信 pp.120〜148.

若い頃から、根っからの再話文学者であった小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)

人間と妖怪・妖精・精霊などとの愛や、人間と自然とのたたかいと和解といったテーマを追求していきます。
では、元の話をどのような話に花開かせるのでしょうか?

【講義録より】

妖精とか霊の本来の意味は「魔法」

昔の綴り:faerie
faerie land 魔法の国

「妖精」の概念は、宗教史を繙かなければなるない。

信仰の中に潜む影:想像力→魔術

妖精信仰
① 欧州北方民族的要素
② 古典的要素
③ ケルト的要素
これらが融合し、ロマンティック 且つ 空恐ろしい想像力を生み出す。

しかし、妖精の存在する条件は、この世における "幸福" だけである。と、八雲は話しています。

この講義の終わりの段に「想像力に欠け、(心に)潤いのない実利的な人間にとって、迷信や信仰は 馬鹿げた戯言にすぎないと思うであろう。」
「問題は、それらを どう活用するか。あるいは活用しなければならないか。と云うことに尽きるのである。」

(Life and Literature,1917)

2020.05.21.

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