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実家が火事で全焼しました

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2024年1月、近隣からのもらい火で実家が全焼。 火災保険無しの状況の中、多くの方からの支援を受け再起をめざしています。 体験したことが、火事の後始末の手引きになればと記事を公開…
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#罹災証明書

実家が全焼して考えた〜火事の後始末

2024年1月、愛媛県にある実家が近隣からの延焼(もらい火)により全焼しました。 車も2台が全焼、1台が一部溶けましたが、家族7名全員無事でした。 火元はお向かいさんの午前4時の天ぷらの不始末。 家族は家が燃える音で目が覚め、言葉通り着の身着のまま逃げたので助かったそうです。 私は火災当時東京にいて、連絡を受けてから準備し当日夜には現地入りしました。 現地に着いてわかったことは、 ・火災保険に入っていない ・出火者に重過失がない限り損害賠償請求はできない(失火責任

【火事体験者対談インタビュー】火事になった時に読む本ってあると思ってた

2022年3月25日、長野県のご自宅が火事に遭った小池祥悟さん。 その日から、noteでリアルタイム発信を30日間続けられました。 私の実家が燃えた時に情報収集する中で小池さんのnoteに出会い、日々の記録から復興までの具体的な手続きやお金の話など、たくさん参考にさせていただきました。 いても立ってもいられなくなり、連絡を取り始め、火事の復興中もアドバイスをいただきました。 今回のインタビューで見えてきたのは、同じ火事という経験を持つ者同士でも、環境や状況によって火事

実家全焼からの 1週間(時系列)

前回の記事では、実家全焼の経緯を書きました。 火事発生から1週間の心の動きの変化、実際に行ったことをGoogleカレンダーに残していたので、それと共に振り返りたいと思います。 Day1:動揺私が家族からの着信に気づいたのが、火災発生から6時間後の午前10時。 電話を折り返すと、ご近所さん宅に避難させてもらっているとのことでした。 会話の途中でテレビ局のインタビューが入り、取材に応えていました。 電話の時点でわかったことは、全員無事であることと、パジャマのまま外に飛び