「直感と論理をつなぐ思考法」 チャート
先日、ユヴァル・ハリスの「ホモ・デウス」を紹介するこんな記事を書きました。
この記事の中で、著者のコンセプトを紹介するチャートをつくってみたのですが、パワーポイントであれこれ考えながらつくってみると「あれ、書籍のコンセプトを1枚のチャートにするのって意外と面白いかも?」と感じました。
文章のロジックをビジュアルに落とし込む中で、右脳と左脳がうまいこと刺激されるようで、普段ならすぐに内容を忘れてしまうところ(けっこう忘れてしまうんですよね。。)、数日経ってもしっかりと覚えていることができました。
ということで、前置きが長くなりましたが、ちょっとこの「書籍のコンセプトを1枚のチャートにする」スタイルで書籍を紹介するシリーズを続けてみようかなと思います。
今日紹介するのはこちら。
数年前に出版されてベストセラーになったこちらの本を読んだことがある人も多いでしょう。
著者は、「他人モード」から脱して、「自分モード」で考えましょうと説きます。
目の前にある「課題」を解決していく「Issue-Driven」な考え方ではなく、自分の中にある内発的な「妄想」を駆動させることで、はじめて理想の状態に至ることができる、これが「Vision-Driven」な考え方です。
Issue-Drivenでは毎年「10%成長」といった現状カイゼン型ですが、Vision-Drivenでは「10倍成長」を考えるいわゆるムーンショット型のゴールを目指す点でも違いがあります。
これをチャートにすると、、
こんな感じでしょうか?
書籍では、こうした考え方をどう実現するかについて、
「妄想」→「知覚」→「組換」→「表現」
のサイクルをステップごとに解説してくれています。
つい「他人モード」で考えてしまうことが多い自分にとって、「自分モード」で考えましょうというのはグサッと刺さる一冊でした。