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「直感と論理をつなぐ思考法」 チャート
先日、ユヴァル・ハリスの「ホモ・デウス」を紹介するこんな記事を書きました。
この記事の中で、著者のコンセプトを紹介するチャートをつくってみたのですが、パワーポイントであれこれ考えながらつくってみると「あれ、書籍のコンセプトを1枚のチャートにするのって意外と面白いかも?」と感じました。
文章のロジックをビジュアルに落とし込む中で、右脳と左脳がうまいこと刺激されるようで、普段ならすぐに内容を忘れてしまうところ(けっこう忘れてしまうんですよね。。)、数日経ってもしっかりと覚えていることができました。
ということで、前置きが長くなりましたが、ちょっとこの「書籍のコンセプトを1枚のチャートにする」スタイルで書籍を紹介するシリーズを続けてみようかなと思います。
今日紹介するのはこちら。
数年前に出版されてベストセラーになったこちらの本を読んだことがある人も多いでしょう。
「論理に裏打ちされた戦略があってこそ、成功にたどりつける」
――これがかつてのビジネスの常識だった。
しかし「他者モードの戦略」は、いたるところで機能不全を起こしつつある。
その背後で、いま、マーケットに強烈なインパクトを与えているのは、
「根拠のない直感・思い込み」「人に理解できない感性・ビジョン」を見事に手なずけた人たちだ。
他方、世の中には、「感性=天賦のもの」であり、
「センスのいい人には勝てない」という思い込みがある。
戦略デザインファームを運営し、数々のイノベーション創出に携わってきた著者は、
これを正面から否定する。
著者は、「他人モード」から脱して、「自分モード」で考えましょうと説きます。
目の前にある「課題」を解決していく「Issue-Driven」な考え方ではなく、自分の中にある内発的な「妄想」を駆動させることで、はじめて理想の状態に至ることができる、これが「Vision-Driven」な考え方です。
Issue-Drivenでは毎年「10%成長」といった現状カイゼン型ですが、Vision-Drivenでは「10倍成長」を考えるいわゆるムーンショット型のゴールを目指す点でも違いがあります。
これをチャートにすると、、
![](https://assets.st-note.com/img/1642485102647-vLpCgx7ZE6.png?width=1200)
こんな感じでしょうか?
書籍では、こうした考え方をどう実現するかについて、
「妄想」→「知覚」→「組換」→「表現」
のサイクルをステップごとに解説してくれています。
つい「他人モード」で考えてしまうことが多い自分にとって、「自分モード」で考えましょうというのはグサッと刺さる一冊でした。