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19.自己紹介4・・・2社目での圧倒的な挫折

こんにちは。名前を変えるタイミングを完全に失っている不景気打破コンサルティングです。
今回は2社目での圧倒的な挫折についてお話します。

1社目では研究開発として、8割がたの時間は開発に費やし、
残りの2割ほどは 一部新製品の不具合や、技術指導が必要な場合には営業に同行し接着剤のユーザーと意見交換、技術指導をしていました。

ここでは、技術者として知識を説明できるアドバンテージもありますが、
なによりお客さんと納得いくお話ができていて、
外で話すのは楽しいなあと思っていました。

同期を見渡してみると、開発者としては優秀な同期がたくさんいましたが、人に説明をする、人前に立ってプレゼンをする、
ことが得意な同期はあまりいなかったように思います。
まして、私自身は自社の営業を前に技術力を盾にやんややんや自分の言いたい話ができ、どんどん喜んでもらえるわけです。

完全に「自分は外でも自信をもって話せる」と思いこんでいました。

さて。そんな気持ちをもって2社目に入ったのはリクルートエージェント(現リクルートキャリア)。
各業界の営業の猛者たちが集結している場所ということは入ってから知ります。
まあみんな話が上手で、聞くのもうまいし、説明するのもうまいし、なにより場を盛り上げるのが上手な人たちばかり。
はじめは「すごいところに入ったな」と自分もウキウキしていたのですが
段々、それがライバルであることに気づきます。
「コミュニケーション能力」ということにおいては、当初、まさに雲泥の差でした。

自分は1社目では、化学の知識や技術に守られて、みんなが聞いてくれる前提で話をしていました。耳を貸してくれる前提で話が通じます。
2社目ではだれもが自分が自分がという会社で、人に話を聞かせるためには、ありとあらゆる武器を駆使してくる。
さらに、事実としてあったのは

「実績が上がってないやつの話は何を言っても響かない」

でした。
このことはとても衝撃的でした。
転職のお手伝いをし、転職者を支援する仕事として武器になるのは、何よりも意思疎通をはかる「コミュニケーション能力」です。
それは社内でも同様です。

事実、この通りのことが自分の身に降りかかります。
はじめこそ研究開発から営業になるなんて面白い!と人が集まってきましたが、コミュニケーション能力を低さが理解されたころには、周りにはすでに誰もいませんでした。
その引き方たるやすさまじいものがありました。
実績のないやつは見向きもされない世界です。

製造業では、製造 開発 営業 その他経理 人事など それぞれが、違う知識、経験を必要とし、それぞれで頑張るという暗黙の了解がありましたが、
リクルートは基本周りが営業ばかり。まさに売れるか売れないに関する話がほとんどを占めました。

入ってからの1年半は本当にひどいものでした。完全なる自信喪失。
学歴や研究開発者としての肩書などどこにも通用せず、ただ、実績のみで判断されるということは、とてもつらいものがありました。

ここから、さらに追い打ちをかけて逆境がくるのですが。。

本日はこの辺にしておきます。
次回は、自分を救ってくれたものについてお話したいと思います。

読んでいただきありがとうございました。

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