勝てないときに読むメモ
数々のゲームで「なんでこんなに異常なほど勝てねーんだ」と思う時間を長く過ごし、それぞれについて乗り越えたり諦めたりしてきたが、何のゲームをやっていたとしても、ブレイクスルーにたどり着いたときに導き出された結論が同じような気がした。
いつかまた同じように勝てなくなった日のために、主に自分が思い出せるように、最終的な結論をまとめておこうと思った。そんな日が二度とこなければ一番いいが。
1.いろんなことをやろうとしない
勝てないとき、いろんなことをやろうとして気が散っている、というのがもっともよくあるパターンである。
ゲームを真面目にやろうとすると、どうしても色々なことをやる必要があるように見えてきてしまう。手持ちの選択肢が多くなると意識が分散され、ひとつひとつの行動の精度が落ち、結果としてすべてがきちんと実行できなくなる。選択肢は多くて3つ、できれば2つまでに絞り、それを毎回確実に実行するほうがよっぽどいい。
選択肢は少なく絞り、極端にシンプルな動きから始めるべきである。あれこれできるほど器用な人間ではない。
2.余計なことをしない
勝てないとき、絶対にどこかで余計なことをしている。大抵は意味のないことをしている。意味がないからそれらが自分の有利に寄与せず、なんなら相手へアドバンテージを献上している。
明らかに反撃確定の状況で攻めたり、暴れ続けている相手に技を重ねに行ったり、2択になってない2択を仕掛けて返されたり、狙う必要のない大技を出して反撃を食らったりしている。
または、なにかに反撃しようとして、とっさに最大ダメージを狙うこともこれに入る。反撃で大事なのは確定をきちんと取ること、相手の行動を咎めることであって、そこでダメージまで狙うのは身の丈に合わない高望みである。
何のためにその行動をしているのか、これには意味があるのか、とひとつずつ考えてみる必要がある。手なりでプレイしている限り上達はのぞめない。
3.相手の動きを見る
勝てないとき、自分の動きに精一杯になっていることが多く、それは画面を何も見ていないのと同じといえる。
本来は強いはずの行動でも、まるで意味をなさないシチュエーションもある。それに気づかずに、ただ自分の動きをするだけのアクションゲームになってしまうと、キャラクターの性能は一切発揮できなくなる。それは単に間違ったことをしているだけである。
相手の行動や状況によって適切な選択肢が変わることが対戦ゲームの特徴でもある。自分が何をするかではなく、相手が何をしているか、今がどういう状況かをまず見て、そこからすべき行動を考えるほうが正解する確率は高い。
4.調べる
勝てないとき、その原因は知識不足であることもよくあり、要するにぼったくられている。
調べることは非常に面倒で、ゲームによってはトレーニングモードが不便でストレスが溜まることもあるが、決してサボってはいけない。調べ物をしないと、上で書いた「余計なこと」に気付くことすらできない。前提とする知識なしに色々なことを考えるのは難しい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?