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秋のいけばな ~生花(しょうか)~

秋の虫の音など聴きながらお読み下さい。

秋虫の声12選 - YouTube

 ふと気が付けば蝉の声が薄れ、夜は虫の音が聞こえて参りましたね。
もう気分はすっかり秋。風を感じるような花材を探して生けました。


 作品をご覧頂く前に、今回は花材の話を致します。♬

 

 セイバンモロコシはほりべえが花を生け始めた頃には既にポピュラーな花材でした。はて、何処にでも自然に生えておりますが、日本古来の植物なのかどうか今更ながら調べると、どうやら戦後直ぐに日本に入って来た外来種なんですね。

 今のところ、日本では東北以南に生えているそうですが、世界の熱帯から温帯に分布するということは日本がどんどん暑くなっているとすれば、その内北海道でも育つかも?😣畑や牧草地を凌駕するとしたら……😿😿
 家畜の餌にでもなるならば良いのでしょうが、実はならないのです。

 以下、ウィキペディア(Wikipedia)より  ⇓   ⇓   ⇓

霜や乾燥などのストレスによりシアン化水素を植物体内に生産することや、硝酸塩を含むことから、日本では飼料としてほとんど栽培されない[4]。根茎、種子の両方で繁殖するため、畑地・牧草地の強害雑草となっている。

ウィキペディア(Wikipedia)

 しかも、薬剤抵抗性のあるものも出現している。とのことで、農家さんには厄介な草なんです。

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 今回は珍しくスカシユリは買いました。
昨年はそこら中にテッポウユリ系の白百合が咲いておりましたが、今年はあまりの猛暑日が続くからか咲いていても花も葉も垂れ下がってしまっていました。
 
 百合も次々に品種改良されて目移りしてしまいます~~~♥
そんな中でも、ほりべえの『いけばな』の観点から選ぶポイントは次の三点です。
 ①細くてもしっかりとした茎
 ②花もちの良さ
 ③葉は垂れ下がらずキリッとしている
花が美しいのも勿論ですが、茎にも葉にも風情というか表情が欲しい訳です。

 色々な品種を調べていて、国内最大級の試験栽培・商品開発をしている会社がありました。
 ほほ~、四国の高知にあるんですね。
いいなぁ♥♬ こういう会社に勤めたかったなぁ。

株式会社中村農園 (nfb.co.jp)

 ま、今世は #華道家  になれましたので十分でございます。<(_ _)>


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 さて、作品が出来上がりました。
どうぞご覧くださいませm(__)m♥

生花新風(しょうかしょうふうたい)
花材:セイバンモロコシ、スカシユリ
銅製花器

 

ここまでお読み下さいまして、誠にありがとうございます。m(__)m

心はいつも #花とともに

                     to be continued


🈲画像の無断転載禁止
(と言っても、スマホの画像など誰も使わないとは思いますが…)

#花人 #いけばな #ほりべえ  





花材を自分の足で探して生けると、色々な事にも考えが及び、益々植物達が生きているのを深く学びたくなります。



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