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事業開発の色々な論点を構造化・図解してみた。[Part4]

こんにちわ。NEWh堀です。
事業開発関連の色々を構造化・図解してみたシリーズの第4回目。
まだまだ論点はいっぱいある。


これまでと同様、
事業開発領域における色々な論点の構造を1枚のスライドに落とし、X上で発信している内容から一部を、ピックアップしてみました。

過去記事はこちら。


今回は4つの図解を持ってきました。

新事業ポートフォリオ。の図解。

新事業ポートフォリオ

元post↓
https://x.com/hori_NEWh/status/1834228932805361718

まずはこちら。名付けて新事業ポートフォリオ。
新規事業という言葉は一つだけど、
短期的な成果を見据えて取り組むものもあれば、将来に向けた布石として取り組むものもあって、並列じゃない。

例えば
既存アセットと距離感が近く、比較的に短期的に実現できるものなのか、
基礎研究からの動きだしや、出資等を含め新たなケイパ獲得が前提となるため、実現までに時間がかかるのか、という実現性観点での時間軸。
ともう一つ、すでに市場として顕在化しているのか、今はまだ黎明orまだなくて将来的にデカくなるであろう将来市場なのか、という市場のステージとしての時間軸。
実現性と市場性の2軸で新事業を捉えた時に、
今検討している事業はどこに位置づくのか、あるいは
自社はどこに焦点を当て新事業創造と向き合うのかは、
大事な考え方な気がする。というやつ。


新事業創造の企業内推進レベルの図。

新事業創造における体制

元post↓
https://x.com/hori_NEWh/status/1864121331475992678

2つ目はこれ。新規事業担当者って孤独だよね、というのはよく出てくる話んだけど、それに紐づくやつ。
企業内で新規事業と向き合う体制ってハイレベルでこういうレベル感があるかもなぁという。
LV1は四面楚歌。(ネーミングの良し悪しは置いといて。)
顧客やマーケット、課題と向き合いながらも、
経営から色々言われ、意向を探り、同時に既存事業部にも気を使う。
社内の支援組織にサポートをしてもらいながらも、経営、事業部、顧客からの板挟みの中で戦う。という状態。
敵対している、とまでは言わないが、各所に気を遣いながらなんとか事業創造を前に進めているという。

レベル2は一枚岩型。経営、推進部署、事業部のサポートを受けながら事業創造部署が、顧客と課題と向き合うという。まさに職位と新規・既存の垣根をこえ一枚岩で事業創造と向き合う。この状態でもすでにすごいし、なかなかないと思う。

最後のレベル3は最終系、課題解決型。顧客すらも巻き込み、課題解決と向き合う。という。自社と想定顧客が一丸となり、課題解決と向き合う。この状態が理想なんだろうなぁ、、という。


新事業創造マネジメントの図。

新規事業創造活動を管理する。

元post↓
https://x.com/hori_NEWh/status/1883463080660877442

3つ目は前回の記事で扱った新事業創造マネジメント。

社として新規事業創造という企業活動をどう管理すべきか、という論点。
一個一個の企画を前に進めていく活動の上には、
・さまざまな活動を群として捉え、どこにボトルネックがあるかを把握し、前に進みやすくする、前に進める管理もあるべきだし、
さらにその上には、
・自社にとっての事業創造テーマの中での比重や偏りの把握と調整があり、
さらにさらにその上には、
・自社としての事業創造テーマ自体を見直し、調整していくという管理
もあるべきでは。という。

新規事業は経営課題を解決するための一つの手段であり、
企業活動の一つ。である。と捉えると、
偶発に任せるのではなく、効率・精度を高めていくという管理的な側面もあるべきだよなぁという。


マネジメントの2タイプの図。

マネジメントの2タイプ。

元post↓
https://x.com/hori_NEWh/status/1776464717063868874

最後は新規事業とは関係ないけど、大事だよなぁというやつ。

一応私も、小さな組織ですがマネジャーとしてお仕事をしてるのですが、
数年前まで、マネジメントなんて自分には無理だし、向いてないと思ってたタイプでした。

でもこれも、マネジメントというものをどう捉えるか次第だよなぁ、と感じてちょっと整理してみたやつ。

マネジャーとは、「監督」なのか「サポーター」なのか。


監督と捉えると、
メンバーよりも多くの経験と知見を持ち、メンバーを導く役割がマネジャーの主務に見えてくる。ピラミッド的な構造の上位に位置づくような。

一方、サポーターと捉えると構造は逆転する。
あくまでマネジャーは、メンバーの強みの発揮を促進、活性化させる裏方、縁の下的な立ち位置である。という捉え方。
こうなると、マネジャーに求められるのは、メンバーを上回る豊富な知見と経験、よりも、各メンバーのパーソナリティやキャラクター、志向性を深く理解し、強みを発揮できるような環境づくりが主務になってくる。


新規事業領域のコンサルが持つべき知見や経験って本当に多岐にわたるし、
自分にもできることとできないこと、得意なことと苦手なこと、やったことあることと、やったことないこと、という濃淡はいっぱいあって、全ての軸で豊富な知見と経験を持って、マネジメントを担う。なんてそもそも無理な気がする。

つまり、あ、マネジャーとして担うべきは「監督」ではなく「サポータ」なのか。と捉えるようになってから、大分楽になったような気がする。
※もちろんバランスの話で、サポーター的マネジメントだとしても、監督的な機能を持つべきタイミングもあるだろうけど。

という。



おわりに。

今回は4つの図をピックアップしてみた。
新規事業開発以外にもちょっとずつ論点広がってきてるけど、
引き続き構造化、言語化、図解と向き合っていければ。

ちなみに私のXアカウントはこちら。
https://twitter.com/hori_NEWh
定期的に思いついたタイミングでこういうこと発信してるのでご興味あれば!

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