ほりまさひこ@NEWh

NEWh | Sun* で企業の事業開発を支援している人。 ビジネスデザイン。元はデジ…

ほりまさひこ@NEWh

NEWh | Sun* で企業の事業開発を支援している人。 ビジネスデザイン。元はデジマ畑の人。グロービスMBA21期。関西学院。構造で捉えることが好きなヒト。事業開発という不確実な世界で"再現性"を作る。が関心毎。事業開発全般での悶々/思考を色々発信する人。

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  • Business Design Magazine

    • 53本

    ビジネスデザイン・新規事業開発領域で働く方に向けて、NEWhメンバーが日頃の業務で得た気づき・発見・学びをお届けします。

最近の記事

企業の新事業創造をシステムで支える

こんにちわ。NEWh ほりです。 気づけばもう最後にnote記事を書いたのが2.5か月ほど前という。。 久しぶりのnote記事は、 ここ半年くらいの私の関心どころの一つとして、新規事業領域における少し大きめな話を。 企業としての理想は、絶え間なく血が循環するように新たな新規事業がどんどんと生まれ続け、企業の形も変化・進化していく姿。 そのためには、新規事業という営みを個別/部分の、再現性のなく偶発の産物を期待する活動として捉えるのではなく、一つのシステムとして管理し、一丸と

    • 事業開発の色々な論点を構造化・図解してみた。[Part3]

      こんにちわ。NEWh堀です。 これまで2度、構造化・図解してみたシリーズをnoteで書いてみてきたのですが、今回はその3回目。まだまだ論点はいっぱいある。 これまでと同様、 事業開発領域における色々な論点の構造を1枚のスライドに落とし、X上で発信している内容から一部を、ピックアップし紹介をしてみました。 part1と、part2記事はこちら。 「問題」と「課題」とは。の図解。 一つ目はこちら。事業開発シーンで最頻出ワードかもしれない課題。でもそもそも課題ってなんだ、問

      • 売上獲得の源泉「回収エンジン」の3類型

        収益モデルの構成要素 こんにちわ。NEWh 堀です。 今回は売上獲得の源泉をどこに据えるのかと向き合う「回収エンジン」というものと向き合ってみました。 事業における収入側の構造は「収益モデル」は「回収エンジン」と「料金モデル」によって規定される。 つまりは、 「何を売上獲得の源泉」とし、「どのようにして対価を回収するのか。」 この2つの構成要素のうち、料金モデルについては、前回こちらの記事でもちょっと書いてみた。 今回はもう一つの要素である「回収エンジン」について考え

        • 採算性とは何か。「儲かるか」とどう向き合うか。

          こんにちわ。NEWh ほりです。 今回のテーマは「採算性」。つまりは、「儲かるのか?」。 採算性とは。 採算性という言葉を辞書で調べると”利益が出るかどうか、収支のつり合い”と表現されている通り、事業活動を行うためのインプットである「コスト」を上回るアウトプット「売上」を産み出すことができるかどうか、つまりは”収支のバランス”のこと。 "採算性"という領域においては、まさにこの"バランス"と向き合うわけだけど、インプットとアウトプットとなる売上とコストには、それぞれ特性の

        企業の新事業創造をシステムで支える

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          [Part2]事業開発の色々な論点を構造化・図解してみた。

          こんにちわ。NEWh堀です。 前回の記事では、 事業開発領域における色々な論点の構造を1枚のスライドに落とし、X上で発信している内容から一部を、ピックアップし紹介をしてみました。 前回記事はこちら。 実は、まだまだ色々と発信していたものはあったりするので、 今回はPart2ということで、またいくつかピックアップし、紹介してみます。 競合優位性とは何か。の図解。 まずはこちら。競合優位性とは。 事業開発の中だと必ず論点に上がるテーマ。ポジショニング・マップで立ち位置や優

          [Part2]事業開発の色々な論点を構造化・図解してみた。

          事業開発の色々な論点を構造化・図解してみた。

          こんにちわ。NEWh堀です。 普段事業開発領域でお仕事をしている私ですが、 タイトルの通り、事業開発の領域は、人によって解釈に揺れがあるビッグワードにまみれている世界な気がしてます。 なので、 note上では、これまでいくつかの論点に対して構造化、言語化、文章化と向き合ってきたのですが、できるだけ普段からそういう思考を維持できるよう、Xでも、事業開発領域における色々な論点とその構造を1枚のスライドに落とし込み、定期的に発信をしてたりします。 ということで、 今回は、X上で

          事業開発の色々な論点を構造化・図解してみた。

          世の中のビジネスを事業構想フレームワーク「VDS」を使って分析してみた。まとめ。

          こんにちわ。NEWh 堀です。 今まで何度か、事業構想フレームワーク「バリューデザインシンタックス(以下VDS)」を用いたケーススタディを行ってきたのですが私の同僚が書いてくれたものも含め、ちょっと溜まってきたので、 今回は、ケーススタディの総集編、まとめです。 何度かnote内でも発信をしてきた内容ですが、改めて。 事業構想/開発において必ず向き合う言葉である「ビジネスモデル」 ビジネスモデルの構成要素は色々とありますが、大事なことは 顧客が変われば、向き合うべき課題も変

          世の中のビジネスを事業構想フレームワーク「VDS」を使って分析してみた。まとめ。

          "料金モデル"をどう描くべきか。

          こんにちわ。NEWh 堀です。 note記事も気づけばもう7本目。 今回はまたこれまでと異なる領域・論点の「料金モデル」について書いてみます。事業収支におけるインプットを規定する料金モデルをどう描くか、って実事業開発の現場でも結構悩みがちなテーマ。 料金モデルとは何か。料金モデルを構成する要素。 事業構想を考えていく際、料金モデルを描くって結構難しい。 もちろん世に出してみないとわからない部分は多分にあるものの、料金モデルをどう描くか次第で、収入構造側が規定されてくるし

          "料金モデル"をどう描くべきか。

          「フック」と「ロック」で"競争優位性"を考える。

          こんにちわ、NEWh 堀です。 去年9月から描き始めたnoteも今回で6本目。 続いてるえらい。 今回のテーマは「競争優位性」。 事業開発の中では必ず向き合わないといけない論点。 ポジショニングマップを書いて、自社の独自の立ち位置だったり、競合より優れている点を明示したり、比較表を書いてみたり。 ただこの競争優位性って人によって結構解釈に揺れがある、いわゆるビッグワードだなとも感じてたりします。 今回はこの競争優位性、というものと向き合ってみます。 競争優位性を分解して

          「フック」と「ロック」で"競争優位性"を考える。

          領域特化だからこその強み、「足場レンタル」で上場のASNOVA。

          はじめに。 こんにちわ、NEWhビジネスデザイナーの堀です。 今回は、以前行ってみた事業構想フレームワーク「バリューデザインシンタックス(以下VDS)」を用いて、世の中の素敵な企業さんを紹介するケーススタディの第2弾です。 バリューデザインシンタックスの解説についてはこちら。 VDSでケーススタディ「ASNOVA」さん今回ご紹介させていただく企業さんはこちら。 建設現場などで見かける「足場(仮設機材)」のレンタル事業を中核に、12月25日にグロース市場へ上場予定となって

          領域特化だからこその強み、「足場レンタル」で上場のASNOVA。

          「競争環境を把握する」とは。

          こんにちわ。NEWh 堀です。 今回は、"競争環境を把握する"をテーマに書いてみます。 前回の市場の定量化と同様に、こちらも新事業開発において必ず出てくるテーマ。アイデアの独自性、優位性はどこにあるのか、の前準備/検討の土台として必ず行わなけばいけないステップ。 今回はこの"競争環境を把握するってどういうことだ"、そもそも"競争環境"ってなんだ、をテーマに書いてみました。 競争環境を把握するための「3つの軸」 時間と消費が有限である以上、どのような新事業であれ必ず顧客

          「競争環境を把握する」とは。

          市場をどう捉え、どう定量化するか?

          こんにちわ、NEWh 堀です。 新事業開発を進めていく中で必ず向き合うことになる市場規模の定量化。 定量化をするためには当然、市場の定義が必要になるのだけれど、 市場というつかみどころのないものをどう定義し、定量化するか、は地味に結構悩みがちな部分かもなと思い、今回はここにフォーカスしてみました。 世の中の素敵な企業の市場の捉え方から示唆を得てみよう。という。 市場の定量化とは。いわゆるTAM、SAM、SOMをどう定義するか。 新事業の事業企画書とかに必ず入ってくる、よく

          市場をどう捉え、どう定量化するか?

          事業構想を書くアプローチ「バリューデザイン・シンタックス」

          はじめに こんにちわ、NEWh ほりです。 前回は我々NEWhが開発し、実事業開発の現場でも活用を進めているフレームワーク「バリューデザイン・シンタックス」を用いてケーススタディ形式で世の中の素敵な企業を紹介する記事を書かせて頂きました。 今回は、この「バリューデザイン・シンタックス」について、ビジネスモデルという言葉、事業開発のゴールと難しさにも触れながら書いてみます。 ビジネスモデルとは何か。 まずは導入として。 ビジネスモデル。 事業開発と向き合われている方にと

          事業構想を書くアプローチ「バリューデザイン・シンタックス」

          【Kuradashi】時流を捉えた価値と売り切る力を体現させる仕組みがすごい

          はじめに。 初めまして、NEWhビジネスデザイナーの堀です。 NEWhという会社で企業の新事業開発を支援させていただくお仕事をしてます。事業開発領域に関わる中での気づきや、思考、悶々などなどを色々発信していきます! NEWhでは、これまでの事業開発領域でのご支援の経験を通じて、事業構想を前に進めるためのフレームワークとして「バリューデザインシンタックス(以下VDS)」なるものを開発し、実PJTで活用しているのですが、今回はこのバリューデザインシンタックスを用いて、世の

          【Kuradashi】時流を捉えた価値と売り切る力を体現させる仕組みがすごい