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図書館ウォーカー取材備忘録「展望塔がある図書館」

展望塔がある図書館

現時点で判明しているのは2館

両館とも「図書館内の一部」として展望塔があるわけではない。単館ではなく公民館など他の公共施設との複合施設になっており、その建物全体の一部として展望塔がある。

展望塔状の建築は他にあるのかもしれないが、基本的に「誰でも立ち入り可能」なものを展望塔がある図書館として捉えたい。関係者以外立ち入り禁止だと、「ない」のと同じだと思う。有料か無料かは問わない。

展望塔がある図書館その1

新冠町レ・コード館図書プラザ(北海道)

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来年4月1日付で廃線が決定したJR北海道日高本線(鵡川駅以南)の新冠駅から徒歩7分くらい。展望塔は新冠町中心部のだいたいどこからでも見える。無料で入場できる最上階の展望コーナーからは海も日高山脈も眺められる絶景。喫茶コーナーもあるのでのんびり過ごすこともできる。数十万枚のレコードを収集したレ・コード館やレストラン、物産館なども併設しているのである程度時間をとってゆっくり楽しむ方がいいかも。

新冠町へのアクセスは、札幌や苫小牧からも含めた道南バスの数路線があるし、現状では鵡川駅からのJR代行バスも出ているので意外とアクセスはしやすい。ただし廃線後はどうなるかちょっとわからない。丘の上の新冠温泉レ・コードの湯ホテルヒルズに泊まってみたい。おみやげに購入したピーマンチップスがおいしかった。ピーマンが名産らしい。

エレベーターでとても楽。

展望塔のある図書館その2

大潟村公民館図書室(秋田県)

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広大な干拓地として知られる八郎潟の、水路に囲まれた陸地のほぼ全てを占める大潟村。中心部に行くにはJR奥羽本線八郎潟駅から南秋地域広域マイタウンバスで直行か、JR男鹿線船越駅から男鹿市内路線バス潟西線で大潟村野石口バス停下車後徒歩で2キロ強。どちらも本数が少なく、行くのはけっこう難しい。

公民館に併設される図書室はとても変わっていて、書店の居抜きみたいな感じ。所蔵資料はデータ管理はされておらず、貸出は入口に置いてあるノートに借りた資料を記載する形をとっていた。展望塔は事務室の職員に声をかけて鍵を借りないと入れないが、気さくに鍵を貸してくれる。2階の渡り廊下部分で本棟とつながっている。大潟村は背の高い並木が道路を覆っているので、訪問前に期待していたような八郎潟水路などの眺めはなかった。なぜ展望塔を造ったんだろう。

階段なので夏はけっこうつらい。

要チェック事項

生涯学習センターや分庁舎と併設の青森県平川市尾上図書館↓にも展望塔的なものがあるけれど、訪問時どこまで登れるのか未チェックのまま。螺旋階段を3階くらいまでは上った記憶はあるが・・・。特に展望コーナーのようなものはないかもしれない。

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「海が見える図書館」としても期待できそうな天草市立御所浦図書館にあるのも展望塔? HP↓の写真がすごい。誰でも入れるのか? 未訪問なのでいつか確かめたい。


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