図書館ウォーカー取材備忘録「海が見える図書館、また3つ行ってみました」
青森県津軽地方で発行されている地方紙「陸奥新報」に連載している「図書館ウォーカー」は「旅のついでに訪ねる図書館」をコンセプトにしたエッセイです。
それが大文字のコンセプトなら、個人的な小文字のそれは「駅図書館」と「海が見える図書館」です。全国にいろんな図書館がありますが、この2つは重点的に行ってみたいと思っているのです。駅図書館は駅前どころか駅と併設という究極の駅近館のことで、海が見える図書館については↓の記事をご覧ください。
日本は海に囲まれている上に陸地面積もさほど広くないので海が見える図書館ってけっこう多そうですが、意外とそうでもないです。グーグルマップなどを使いつつちょこちょこ調べているのですが、まだ判明していないものも含めても、たぶんトータルで60館くらいじゃないでしょうか。
それくらいの数なのでできれば実際に行くのをコンプしたいんですよね。少しずつつぶしているのですが、また新しく3館訪ねることができました。
今回はいずれも日本海側の富山県と新潟県の3館です。というわけでちょっと写真でご紹介しましょう。
(ちなみに表紙写真は出雲崎町の良寛と夕陽の丘公園からの眺めです)
滑川市立図書館(富山県)
あいの風とやま鉄道・富山地方鉄道本線「滑川」駅から徒歩7分ほどの滑川市立図書館。この図書館の特徴はいくつかあって、そのうちの1つが、4階の眺めが良い休憩室。しかも海側と山側の両方に大きな窓が開いていて、日本海も立山連峰も見える! 他にも2階の屋外デッキ、2階のカウンターでコーヒーを販売していることなどなど、まじめな?外観からは想像つかないほど個性的な館です。
滑川市立こどもとしょかん(富山県)
滑川市立図書館のすぐ近くにある滑川市民交流プラザ内2階に、こどもとしょかんがあります。館内にも海が少し見える部屋がありましたが、ここは6階の360度展望コーナーがあるので、そこからの眺めが最高です。その上5階には銭湯「あいらぶ湯」があるんですよ! 時間があったら入りたかったな。
出雲崎町立出雲崎図書館本館(新潟県)
良寛の出身地だという出雲崎町の海岸公民館内。内陸にあるJR越後線の「出雲崎」駅からバスで10分ほど乗ると日本海側の町中心部に出ます。終点の出雲崎車庫バス停から徒歩数分の距離です。海岸公民館は内外ともに旅館風のつくりで、図書館は1階にありました。図書室っぽい感じですが所蔵冊数は意外と多かったです。部屋の一番奥の海側の窓に行くと海がほんの少し見えました。
こんな感じでした。僕が次に狙っているのは、北海道の江差町図書館ですかね。↓のHPに「図書館自慢の一つは、フロア西側の窓に広がる日本海とかもめ島の眺望」と書いてあるんですよ~。
(おわり)