瓶詰コーヒー豆の開栓と保存のコツ
当店で焙煎・販売しているコーヒー豆は、全てビール瓶で保存されています。なぜビール瓶なのか、については、以前の記事↓↓を参照していただいて、今回は、開封後にも美味しさを長持ちさせる秘訣のひとつをご紹介します。
瓶入りコーヒー豆は、開栓後も長期保存が可能です。
コツは、
王冠を曲げずに開け、この瓶のまま、冷蔵冷凍せず室温で保存
していただくこと。
王冠を曲げずに開栓し、王冠の再利用で豆の発するガスを逃がさず保管することができれば、
・ 豆が出し続ける二酸化炭素ガスで自身を覆って酸化を防ぎ、
・ 開栓しても加圧されてコンディショニングが続いていく
ので、1~2か月の間、焙煎後のフレッシュさを保つことができます。
他の容器に移さずこのビール瓶を保存に利用していただくことをおススメするのは、
・ 縦に細長い容器なので、空気より重い自身の二酸化炭素に豆が包まれやすい
・ 遮光性が高い
・ 内圧に耐えられる構造なので圧が抜けにくく香りを逃がさない
という、ビール瓶ならではの利点があるからです。
冷凍や冷蔵してしまうと、出した時の温度差で結露が生じその水分に香りを持っていかれます。
この瓶のような耐圧の容器で室温保管すれば、香りを逃がさず、さらなる熟成も期待できます。
では、その秘訣の一つ、とてもシンプルな王冠を曲げずに開栓する方法のご紹介です。
10円玉を王冠の上に置き、10円玉ごと栓抜きで挟み開栓すると、王冠が曲がらず真っ直ぐ外れます。
王冠を蓋として再利用しますが、蓋をする際に少しだけ力を必要としますが、これだけで長持ち度が格段に上がります。
完全な密封にはなりませんが、3日ほど置いてから開けると、再び「シュッ」とガスの放出される音を聞くことができたりします。
何種類も同時に開けても長く楽しめる瓶詰めコーヒー豆。
是非お手元でもお試しください!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?