広告効果が出ないのは何がいけないのか?
せっかく広告を掲載しても、上手く集客できないという事があると思います。
当社も何度も広告を頼りに商品の紹介・人材の募集を行ってきましたが、8割~9割が失敗に終わっています。
どうして、広告とはこれほどまでに効果が出しにくいのでしょうか。
多くの失敗を繰り返したからこそ分かる広告の本質についてまとめてみました。
広告を出せば集客できるわけではない
結論を言ってしまうと、広告を出したからと言って集客が出来るわけではありません。
広告とはあくまでも、広く告知するためにツールであり、集客出来るのか、出来ないのかについては全くと言っていいほど関係がありません。
悪い商品であれば、広告費を1000万円かけようが、1億円かけようが全くと言っていいほど売れないでしょう。
もちろんですが、有名女優を使ったとしても、アイドルを使ったとしても、同じことが言えます。
ファンの一部は買ってくれるかもしれませんが、到底広告費を回収できるまで売る事は出来ません。
なので、悪い商品ほど広告を出さない事をお勧めします。
良い商品なら広告が無くても売れる
良い商品なら広告が無くても自然と売れます。
と言うより、メディアや個人のSNSがタダで宣伝してくれます。
そして、それらの宣伝はお金を払った広告よりも価値があり、爆発的なヒットとなります。
ただ、注意しないといけないのは質を保つことです。
爆発的なヒット生んだ商品の中には時間経過と共に、質が下がってしまうケースが多々あります。
その結果、新規客は来ても、リピーター客が来なくなってしまいます。
そして、一通り渡ってしまうと、何事もなかったように消えていってしまいます。
特に飲食店では、忙しさのあまり質が落ちてしまうケースを何度も見てきました。
どんなに忙しくても質を保ってください。
本当に良い商品なら待ってでも買いたいという人がほとんどです。
待たせる事により、購買ニーズが下がると危惧しているかもしれませんが、良い商品に関しては限定的なので安心して質を保って大丈夫です。
結論:広告いらない
「悪い商品=広告を使っても売れない」、「良い商品=広告を使わなくても売れる」ということで、広告はいらないというのが正解です。
しかし、良い商品に広告を使うとブーストのような役割を果たしてくれます。
なので、大手企業の多くは広告を利用しています。
どんなに高いタレントさんを使おうが、商品が良いので回収できますし、合わせてブースト効果でそれ以上の効果を出してくれます。
これは、中小企業の場合も同じです。
人気のラーメン屋は、広告を出さなくてもお客さんが来ますが、広告を出せばもっと来ることは間違いありません。
なので、好調な時ほど広告費を惜しまず使ってください。
そうすれば、今まで見れなかったステージに行けるはずです。
悪い商品は何をどうすればいいのか?
では悪い商品はどうすればいいのでしょうか。
シンプルに悪い部分を改善すればいいのですが、悪い部分が分からない事もあると思います。
なので、まずはどこが悪いのかを見つける所から始めてみてください。
と言っても、開発者や社内の人間には見つけらないケースが大半です。
だからと言って、第三者にお願いをしても見つけて貰えないと思います。
例えば、既存の商品やサービスのパクリであれば、何か違う部分が必要ですし、足りないのであれば付け足していく必要があります。
そして、最大のヒントとなるのが、売れている理由を見つける事です。
「他社がどうして売れているのか?」これを見つける事が出来れば次第と解決策が見えてきます。
例えば、任天堂Switchで見てみると、売れている理由の9割はソフトが面白いからです。
失敗をしたWiiUの時には全くと言っていいほど、ソフトが充実していませんでした。
なので、任天堂は自社で魅力的なソフトを制作することで解決し、Switchを成功に導いたのだと思います。
つまり、ソフトが魅力的であれば、ゲームは売れるという事です。
他の商品についても全く同じです。
核となる部分があり、そこが他社を上回れば良い商品は作れます。
とは言っても知ってもらう事も重要
良い商品なら広告は必要ないと言いましたが最初の数十人や数百人には確実に知ってもらう事が重要です。
どんなに良い商品でも知られていない事には売れません。
ただ、そこに関しては広告を使う必要はなく、周りの人をユーザーにすればいいのです。
例えば、友人でもいいですし、家族でもいいですし、飲み屋でたまたま隣に座った人でも構いません。
良い商品であれば、数百人に無償で配っただけで話題にすることが出来ます。
もちろん、良い商品である事が前提なので、悪い商品なら配ってもゴミになるだけなので、やめてあげてください。