賢者の惑星(シャルル・ぺパン、明石書店)を読んで
いろいろな哲学者が紹介されているが、賢者というより奇人、変人の類もいる。哲学は理論を考えるより、実践してこそ意味がある。だから、突拍子もない事を考えている人は、とんでもない事をするのだろう。哲学者は、宇宙や人間の本質について語るのが好きだ。人間は無限の可能性を持っていて何にでもなれるし、宇宙の事は、今もよく分かっていない部分が多い。
・パスカルの賭け
神を信じるか?
神を信じて道徳を守り、もし神が存在すれば天国に行けるし、神が存在しないとしても清い道徳心や信仰心が残る。
神を信じないで、もし神が存在しなければ何も関係ないが、神が存在すれば天国に行けない。
だから、神が存在して道徳を守った方が善いという考え方
・人は決して二度と同じ川に入る事ができない(ヘラクレイトス)
川は絶えず流れているから同じではない。しかし、そんなことを言ったら、あらゆる場所が同じでないと言えるのではないか