クリオネのしっぽ（長崎夏海・講談社）を読んで

美羽は唯と仲良しだ。
唯みたいな優等生で優しい子と合うと思っている。
そこへ、転校生サッチがやって来た。
サッチは、やんちゃなヤンキーだが、美羽はサッチとも仲良くなる。
サッチは、なかなかの寂しがり屋だ。
サッチも美羽も唯も家庭に問題を抱えていて、だからこそ惹かれ合うのかと思った。
美羽は、妖精のような天使のようなクリオネに憧れる。でも、そのクリオネが狂暴だと知って、サッチに対比してしまう。
いつの間にか、悪友が親友となっていくという物語だった。