こんなにも優しい、世界の終わりかた(市川拓司・小学館)を読んで
いろんな愛がある。親子の愛、夫婦の愛、恋人同士の愛など。世界が終わる時、人はどのように行動するのだろう。多くに人は、自分の命を守るために逃げるのかな。ここでは、若い男女が主人公となっている。離れ離れになった男女がいて、女は逃げずに男が来るのを待っている。男は、女のもとへ命からがら向かう。なんとか再会できるんだけど、食料は尽きてしまい、見つけた飴玉一つを口移しで分け合うところが、なんて優しいんだと思った。世界が終わっても、僕は愛する者のために行動できるだろうか?多分できないだろう、と情けない結論でした。
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