きみの声を聞かせて(小手鞠るい・偕成社)を読んで
葉香は突然、声が出なくなる。原因も予兆も全く分からない。
失語症となって、重苦しく物語はスタートする。
でも、ニューヨークに住むカイトと交流するようになって、心は明るくなる。
カイトは曲を葉香は詩を送って交際が始まる。
詩を理解できるかどうかが、大きなポイントと言えるだろう。
カイトが葉香に会いに来て、葉香は声を取り戻すことが出来たのか、読者の想像におまかせする形で物語は終わっているのが、著者の作風なのだろう。
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