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国籍・国境の重要性

小6の時、母に連れられて初めてタイへ行ったとき。
沢山のストリートチルドレンに出会った。

そこで、世の中の理不尽さを間の渡りにした。
生まれた国が違うだけで、これだけ差があるのか。
世の中に腹立たしくなり、いつか国境なんてなくなればいいと思っていた。

そして、高2。
世界一周をした時に、ヨーロッパを10ヶ国巡った。
イギリスを除き、すべてがフリーパス
EUができて、ヨーロッパが一つになっているのを見て、これがアジアが目指すところだと感じた。

国籍選択のとき、
父に「東洋は一つだ。」と教えられた。

22歳になった今。
自分でも驚くほど思考が変わった。

「国境·国籍は必要だ」

コロナが蔓延したこの時代、もし国·国境がなかったらどうなっていただろうか。
きっと今とは比べ物にならないくらいの感染者がいたと思う。
こんな小さい地球上に200以上の国·行政が存在しているのに、感染者数は1億6000万人以上いる。
それでも、感染対策は国によってまちまち。

感染対策が成功し、ほとんど感染者数が伸びない国もあれば、感染者が莫大に増え続け、医療崩壊している国もある。特に先進国。

世界中を握っていた先進国ですら、感染を止めれないのに、もし地球に国境がなかったら、きっと共倒れだったのだろうな。

ワクチン接種もそう。
国によっては、その国に住む国民を優先し、外国籍滞在者は後回しという方針を取っている国が差別だと騒がれているが、正直納得してしまう。

政府、行政が国民を優先して守ることは当然であり、外国人は母国の政府に守ってもらえと言うのは当然のように思える。
今、自分が日本に住む韓国籍という立場だからこそ、政府が国民を優先にする気持ちが理解できる。

もしこれが、何の感染病もない平和な日常であれば、国籍や国境を意識する度に切なく感じるかもしれないけど、今は世界中が緊急事態だから、それぞれの国が、自国民を守らなければいけない。
そうしなければ、コロナは終息しないし、感染者数が何年も減らないまま時が流れれば、今度は感染者数が0の国へ移住する外国人、難民が増える。

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