過去にあった嫌な記憶を思い出して、苦しくなるあなたへ
今日は、「嫌な気分」について書いていきます。
”嫌な気分”は、どうしても出てきますよね。
過去に辛い出来事を体験したかたほど、その思いは強く寝ても冷めても頭の中をかけめぐり、今目の前では起こっていないのに、当時のことを思い出してイライラしたり、涙が出たりして何時間か過ぎていることがあるでしょう。
「ああ、頭にくる」
「あれさえなければ・・・」
「もっと、裕福な家に生まれていれば・・・」
「もっと、才能に恵まれていれば・・・」
「こんな親じゃなければ・・・」
「なんであんなイジメにあったのだろう・・・」
意識しないと、無限に出てきます。
そうして、何時間も、人によっては、何日も過ぎてしまいます。
健康で恵まれた人生を送っている人に相談すると、
「そんなことしていたらもったないよ、あなただって時間のムダって思うでしょ。切り替えて行動したほうがいいよ!」
と言われますが、まあ、その通りなのですが、切り替えが簡単にできないからこそ、私たちは悩みや不安に襲われるのですよね。
だから、今日はそんな嫌な気持ちが少しでも薄くなる方法をお伝えしていきます。
気付いたら、
「あれ? なんにも考えなてくなっていたああ!!」
と、あなたがなっていたらとても嬉しく思います。
脳の仕組みを知る
まず悩みや不安が出てくるのは、脳が大切なあなたを守ろうとする”防衛反応”なのです。
とご存知の方も多いと思います。
つまり、自然な人間の脳の仕組みなのです。
だから悩んだり不安になったりすることというのは、程度の差こそあれなくなりません。
では、この「程度の差」というのが大切なのですが、物事に対して、深刻に悩まなくなればなるほど楽になるし、気持ちの切り替えも早くなれます。
それはどうすればいいのか?というと、嫌な気持ちが思い出されるたびに書き換えればいいのです。
どういう意味ですか?というと「記憶」は、あなたが思っている以上に不安定なものと心理学の世界では解明されています。
例えば、あなたが過去に上司にパワハラを受けて、それをお友達に話す時に、上司からされた嫌なことを思い出してさらに怒りに支配されて感情がどんどんヒートアップしていったことは、ありませんか?
これは、記憶と脳の習性なのです。
私たちは何か感情を伴う記憶を思い出した時に記憶は思い出された瞬間に不安定になり、そこにさらに強烈なあなたなりの解釈を上書きしていき、興奮していき、どんどん雪だるまのように膨れ上がらせる習性があるのです。
これを気づかずに無意識に嫌な出来事を思い出していると、怒りや恐怖が巨大なゴジラのように大きくなってしまい、いつしか心にブロックをつくってしまうこともあります。
すごいですよね。
この脳の習性を利用して、脳は、思い出した時に不安定になるのなら、思い出した時にその嫌な出来事に対する解釈を意図的に変えるのです。
例えば、
イライラしている人を思い出した時に、
いつもなら、
「あいつ、ムカつく!」 ❌
今日から
「あの人も、誰かに八つ当たりしたいのかも
何かあったのだろう、
私には、関係ない」 ⭕️
という感じですね。
そして、意識を幸せな方向に向けるです。
紙に書き出すと、より効果的です。
または、愚痴を言った最後をポジティブな言葉で終わらせるのも脳の回路を変化させることに効果があります。
例えば、
「ああ、もう本当にムカつく、でも私に責任をおしつけられなくて良かった」
「イジメにあって辛かったけで、そのおかげで危険な人はわかるし、人の痛みもわかるから貴重な経験ができて良かった」
という感じですね。
脳は、最後に言った言葉を探し始めるという習性があるからです。
最初は、どうしてもあなたの意志の力を使います。
なぜなら、人はいつもの習慣を繰り返す生き物だからです。
脳は楽をしたいので、いつもしている思考のくせが大好きなのです。
つまりネガティブ思考なら、ネガティブ思考のままが大好きなのです。
でも、一度プラスに解釈する癖さえつけてしまえば、脳の思考は癖ですので、どんどん「幸せ脳」を獲得することができます。
量子力学の世界でも、「幸せに意識を向ければ幸せな世界が広がり、いつも幸せでいられます」と言われています。
意識さえ変えれれば起こる出来事が少しずつ変わっていきますよ。
なぜならすべての現実世界は、あなたの解釈が原点となるからです。
専門家に頼る
でも!!本当に辛くてどうしようもない時には、一人で頑張らずに誰かを頼ってくださいね。
専門機関に電話相談するのもいいでしょう。
人は吐き出すだけでも、心がスーッと楽になれます。
この時共感してくれる人がいいですね。
楽しいこと、好きなことをする
時間とお金が許すなら、あなたの好きなこと、心がワクワクすることをしましょう。
人は好きなことや没頭しているときに、思考は停止しています。
つまりイヤな出来事を考えないようになっています。
そんな時間が増えれば増えるほど、あなたの心の傷は癒やされてしだいに過去のイヤな出来事を思い出す習慣も減っていくのです。
ぜひ、意図的にでも好きなことをする時間を増やしてくださいね。
楽しいなあ、なんか幸せだなあ、そんな時間が増えるとイヤな思い出は自然と浄化されていくものです。
ぜひご自分が心地よくなることを許可してあげてくださいね。
運動をして体を動かす
運動をすることで、脳の記憶を司る海馬が修正され、ストレスに強くなることが研究の結果わかっています。
また運動は「今ここ」に集中できるため、余計なことを考えなくていいのです。
さらに汗も流すことで体の中の毒素を抜いて、心身を解放する効果もあります。
運動は、心にも体にもとても効果がある優れた健康法なのです。
ぜひ、ウォーキングでもいいので日常に取り入れていってください。
体を温める
体が冷えると、人はネガティブなことを考えがちになります。
冷えは満病の元です。
体を温めることを心がけましょう。
温泉に行くと、ホッとして体の力が抜けてリラックスした状態になると思います。
この時、脳もホッとしてリラックス状態なのです。
脳がホッとしていれば、イヤなことは考えません。
脳をホッとさせるために、体を温めて体温を36℃以上を心がけてください。
特に下半身を温めることが効果的です。
足の裏から温めると、下に下がった血液が全身に巡ってくれ代謝がよくなり、心も体もウキウキしてきますよ。
それだけで、気分がポカポカして楽しくなれます。
まとめますと、
マイナス思考は脳のくせ、習慣のようなものなので、書き換えることができます。
そのために運動をしたり、好きなことをしたり、体をあたためていつもリラックスをしていると自然とイヤなことは考えなくなりますよ。
はい、これであなたは脳の癖を修正できました。♬
本当かな?と思ったあなた、
まずは実践されてみてくださいね。