見出し画像

胃腸を整えると治ります

胃腸が弱いと聞くと、食が細くてあまり食べられない、とかしょっ中下痢をする。なんてイメージですが、胃腸の働きは消化吸収だけではありません。

中医学でみる胃や腸(脾)の働きは、次の3つ。
①飲食物を消化し、小腸、大腸に送る。栄養を吸収、不要物を排出。
②栄養物を上部に運ぶ。肺や頭部まで。
③脈外に血を漏らさないようにする。


胃や脾が元気に仕事ができないと、こんなことが起こります。

①食欲不振、胸つかえ、膨満感、下痢、軟便など。

②食べすぎ、飲み過ぎで胃が熱をもつと、咳が出やすい。脳内に栄養が届かないので、頭が回らない。理解不足で抜ける、忘れる。

上部に届ける力がないと下へ落ちる。内臓下垂、子宮脱、脱肛、腰痛、疲れると腰がだるくなる。

③血便、不正出血、鼻血、尿潜血、歯磨き時の出血、内出血、覚えのない青アザ。


脾は、肌肉、四肢、よだれ、口、口腔、唇を整える役目もあります。

筋肉のハリがなくなるので、形状維持ができずたるみます。顔、背中、胸、お腹、お尻、腕。

四肢の筋力が落ちます。指が曲げにくい、リウマチ、つまずきやすい、手に持った物をよく落とす。体がだるい、倦怠感や無力感も出ます。

頬の内側がむくみ、歯形などがつく、歯茎が浮いた感じがする。口内炎、頬の筋肉が落ちる、唇の乾燥、腫れ、口角が切れる、味覚異常など。


何度も繰り返す、なかなか治らないと感じたら、薬だけではなくて、胃腸にアプローチしてみても。

「そういえばちゃんと食べてない」「食べすぎている」って身に覚えがあれば、食べ方や量を変えてみるのも一つです。

たくさん食べられるし、食欲もあるから胃腸が丈夫というわけではなくて。

中医学ではそれぞれの内臓がもつ働きをみて、その不調がどこからきているのかを考え、内臓が元気に働けるように整えていきます。

病気になる前に根本治療、再発防止をめざしています。


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

いいなと思ったら応援しよう!

ゆりのゆき@身体と心を整えます
サポートいただきました温かいお心は、他のnoterさんにも繋げていきます。有料記事を買ったり、サポートしたり、みんなで頑張っていきたいです。