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noouchi
「騎士団長殺し」Amazon Audibleで聴く
現在、村上春樹の「騎士団長殺し」を聴いています。
朗読は高橋一生さん。
めちゃくちゃ上手くて、惹き込まれてしまいます。
ナレーターさんの中には、声色を変えて大げさに読む人もいて、勘弁してほしいなあ。と思うことも。
(小川洋子さんの静謐な文章の世界を感情たっぷりに読まれると、ちょっと)
高橋さんは、淡々と読みながら、静かに
言葉に感情の起伏が乗せられています。
さすが役者さん。
何度も泣かされました。
私は村上作品で感情的になることはあまりないのですが。
冒頭で、ちょっとしたすれ違いから、夫婦の心が離れていたことに気づくのもいつものこと。
妻が行方不明、時には猫も行方不明。
日常が壊れて、
大抵いつも主人公が家を出ていくところから物語は始まるのです。
妻との別れで泣かされました。
亡くなった妹の話でも泣きました。
朗読が声が切なすぎる。
聴いたあとに、文庫本を読み直します。
高橋さんの声で脳内再生しておさらい。
(何がしたいのかよくわからないけれど。)
「国境の南、太陽の西」にちょっと似ている。
というかどの作品でも
主人公は家を出て、仕事を辞めて車を延々走らせる。
車が壊れたあたりで、知り合いが今は使っていない別荘を貸してくれる。
一人で世間とは隔絶して静かに規則的に過ごす。
なぜか、本とレコードはたっぷりとある。
いつもこのパターン。
羨ましすぎる。
私もどこかで世間と離れた場で一人で暮らしたいわ。
一生分の本と音楽さえあれば飽きることはないのでは。
上巻を読み終えたところです。
物語が動き出すのはこれからです。
大体、2ヶ月ごとに無料や格安のキャンペーンがありますよ。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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