薬膳で花粉症対策
花粉症には冷えタイプと熱タイプがあります。
自分がどちらのタイプかを知り、対策するのが一番の近道です。
どっちも当てはまるよという方は、今一番つらい症状に合わせるといいでしょう。
冷えタイプ
□体が冷えて寒い。風邪の初期症状に似ています。
□透明でサラサラの鼻水
□くしゃみと鼻水、涙が止まらない
朝方、体が冷えてくしゃみと鼻水が止まらなくなるのもこのタイプ。
体を冷やさないように気をつけ、温める食材を摂るようにします。
生姜、ネギ、ニンニク、鶏肉、エビ、胡桃、ハトムギ、山芋、カブ、山椒、シナモン、紅茶、ほうじ茶
熱タイプ
□熱っぽい、頭部が熱い、のぼせてボーッとする。
□黄色いネバネバした鼻水
□口や喉、鼻の渇き。喉の痛み、腫れ
□目の痒み
□肌の痒み、赤み
このタイプの人はスパイスを使った激辛料理やニンニク料理などは控え、体の熱を冷ます食材を摂ります。
白身魚、きゅうり、ごぼう、菜の花、セロリ、たけのこ、大根、冬瓜、
もやし、豆腐、ミント、緑茶
✅冷えタイプにおすすめ簡単薬膳
<大根とハトムギのスープ>
大根とささみ、えのき、ハトムギを使った中華味のスープです。
トッピングにすりおろし生姜や紫蘇なども。
味付けはダシダとごま油。各大さじ1杯。塩胡椒などお好みで。
ハトムギは体の無用な水分(この季節は鼻水ですね)を尿として体外に排出します。
ハトムギはよく洗って、一晩水に浸けます。冷蔵庫で保存。翌日たっぷりのお水で20分間コトコト煮ます。
✅熱タイプにおすすめ簡単薬膳
<緑豆もやしと春雨のナムル>
緑豆は体の熱を冷まし、体の余分な水分を排出します。
春雨も原材料がじゃがいもではなく緑豆のものを選びます。
味付けは砂糖、醤油各大さじ1杯、胡麻油小さじ1杯。
お好みで酢や鶏ガラスープ(粉末)などを入れても。
飲みものは、冷えている人はほうじ茶やシナモン紅茶、生姜紅茶など。
熱ぽいタイプの人は緑茶やミントティがおすすめです。
つらい花粉症の時期を少しでも快適に過ごすためには、
まずは自分の体が冷えているか、熱がこもっているかを知り、食事や生活を変えてみましょう。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。