“山の日“はなでしこジャパンを応援しよう〜サッカー女子ワールド・カップ準々決勝
サッカーの女子ワールド・カップ。日本はノルウェーを破り準々決勝に進出したが、世の中的にはどの程度盛り上がっているのだろう。
大会直前まで、放送局する決まっていない状況で、2011年の優勝はなんだったのだろうという感じだったが、NHKがようやく腰を上げ、それなりに盛り上げようとしている。スポーツ紙も大きく取り上げるようになった。
私の購読している日刊スポーツでは、サッカーについてセルジオ越後さんが辛口コメントを掲載するのだが、今回はいつになく期待たっぷりの前向きな論調になっている。
それでも、世の中全体としては、New York Timesや英Times紙の取り上げ方に比べると、熱量は少ないように思う。
もちろん、アメリカは三連覇がかかっていたので、盛り上がっていたこともある。しかし、アメリカは予選リーグでは苦戦し、なんとか突破。日本との対戦を決する決勝トナーメンと1回戦は、対戦相手スウェーデンGKのスーパーセーブもあり、0−0のまま延長。それでも決着がつかず、PK戦となった。日本戦以外は、TV中継がないので、FIFA+で観ていたが、息詰まるPK戦だった。
プレッシャーかかる中、スウェーデンの選手が、驚くほど強いメンタルで決める。アメリカはゴールキーパーも登場し、ゴール・ネットを揺らす。そして、7人目のアメリカ選手が外し、スウェーデンが決めれば勝利。このキックは、アメリカのキーパーがスーパーセーブと思ったが、ビデオ判定でミリ単位の差でゴール。日本の対戦相手はスウェーデンとなった。
こういう状況なので、New York Times紙でも大きく取り上げているが、大会全体についてもしっかり報道している。日本については、その強固な戦略について、<Press forward, attack, go for goals again and again.>、“前方へのプレス、攻撃、何度も何度もゴールを目指す“と表現してくれている。
NYT紙が力を入れている背景には、女性スポーツを支援しようというメディアとしての意志も感じられる。
イングランドは、昨年の欧州選手権「Euro 2022」で優勝。ロンドン・ウェンブリースタジアムで行われたドイツとの決勝は、87,000人の観客を集めた。欧州でも女子サッカーの人気が高まっている証左である。こちらは日本・スウェーデン同様、全勝で予選リーグを通過。1回戦でナイジェリアと対戦。途中、イングランドは退場者を出し、アメリカ同様、0−0で延長。PK戦となったが、イングランドは勝ち切った。
オーストラリアとニュージーランドの共同開催なので、試合時間が夕方17時前後と見づらい時間帯、日本対スウェーデンの準々決勝も16:30キックオフ。しかし、行われるのは8月11日、“山の日“の休日である。お盆休み中の方も多いことだろう。
“山の日“は、皆でなでしこジャパンを応援しよう!
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