大相撲春場所は前半戦終了〜十両も熱い!
大相撲春場所も前半戦5日間が終了した。早くも、私の中では貴景勝の綱取りは消滅、綱取りと言うより千秋楽まで取り切れるのか、膝の状態が心配である。
今場所は、十両も熱い。まずは、“令和の怪物“候補、19歳の落合。実業団横綱から、幕下格でデビュー、全勝優勝で所用一場所で十両に昇進した。元横綱の白鵬が宮城野部屋を継承、初の関取が落合である。大銀杏どころか髷すら結えない状態で関取になった今場所、経験豊富な力士に対しても強い相撲を見せ、ここまで4勝1敗。
そして十両筆頭まで戻ってきた、元大関朝乃山。十両二枚目には元大関栃ノ心、三枚目には出場停止処分から復帰の逸ノ城と幕内優勝経験者が並び、序盤戦で対戦している。結果は、逸ノ城が二人を下し、他の相撲も勝手5連勝と、汚名返上と頑張っている。朝乃山は栃ノ心には勝ち、4勝1敗。朝乃山、早く幕内上位に戻って、大関さらに横綱を目指して欲しい。
炎鵬も頑張っているし、三枚目まで上がってきた湘南乃海のこれからも楽しみである。湘南乃海、もちろん神奈川県出身、四股名が良いではないか。下の名前は桃太郎、ここまで4勝1敗の成績。
幕内に目を転じると、新入幕の二人の大型力士に注目が集まっている。一人は、北青峰21歳、幼少時に日本に移住し北海道出身となっているが、生まれはモンゴルである。身長204cm、前述の逸ノ城との取り組みが組まれたが、あの逸ノ城が小さく見えるくらいの体格だ。
もう一人は、金峰山。カザフスタン出身である。カザフスタンと言えば、村田諒太とも対戦したボクシング元ミドル級王座ゴロフキンを輩出するなど、格闘技の盛んな国である。こちらも上背は192cmと体格的には恵まれている。既に、両者の直接対決が組まれ、北青峰が勝った。両力士とも4勝1敗で中盤戦に突入した。
こうした新興勢力がどこまで力を発揮するのか。そして、今場所も混戦となりそうな優勝争い。ここまで全勝は、番付順にあげると、小結の大栄翔、翠富士、高安、錦富士である。
高安の動きが良く好調がうれしい。高安の初優勝を願うファンは私も含め多いだろう。今場所はチャンスである。高安、ガンバレ!!