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ジョン・フォード“騎兵隊三部作“コンプリート(おまけ)〜アメリカ陸軍の階級

(承前)

ジョン・フォード監督“騎兵隊三部作“を見ながら、アメリカ陸軍の階級ー英語名が気になったので調べてみた。付録として付けておく;

大将、中将といった階級はGeneral。面倒なのはLieutenant。これは副官という意味なので、中将はLieutenant Generalとなる。後述する通り、Lieutenantは単語に付属する言葉によって、階級が大きく変わってしまう。その下はMajorがつき、少将はMajor Generalとなる。これも厄介で、Majorだけなら下の階級の少佐となる。

大将はGeneralだが、General of the Armyとなるとさらに上の階級となり、日本語では元帥と訳される。ダグラス・マッカーサーはGeneral of the Armyだった。

次は佐官だが、大佐はColonel。KFCのカーネル・サンダースさんは結構偉い。そして、中佐はやはりLieutenant Colonel、少佐は前述の通りColonelがつかず、ただのMajor。

大尉はCaptain、その下はCaptainは付かず、中尉First Lieutenant、少尉Second Lieutenantとなる。士官学校を卒業すると、基本的にはSecond Lieutenantとしてキャリアをスタートする。

ちなみに、軍曹(Sergeant)は下士官の階級。兵卒はプライベート(Private)で、映画「プライベート・ライアン」の主人公はPrivate First Classなのでライアン一等兵。あ、スピルバーグのこの映画見てないな。

なお、米海軍の階級呼称は微妙に違っている。トム・クルーズは「トップガン」ではLieutenant、これは陸軍の大尉(Captain)相当。「マーヴェリック」ではCaptainに昇進しており、これは陸軍の大佐(Colonel)相当。“アイスマン“はAdmiralで陸軍大将(General)相当です。これまたややこしい。


辞書は流石で(というか当たり前で)、リーダーズ英和辞典を引くと;

captain 《陸軍》大尉;《海軍》大佐
lieutenant 《陸軍》中尉(first lt.)、少尉(second lt.);《海軍》大尉

と語釈が記載されている。


これらに比べると、日本の階級は分かりやすいと思ったが、大将>大佐>大尉という上下関係は、若い世代にはチンプンカンプンなのかもしれない。私の世代には「軍人将棋」というゲームがあり、これで上下関係を学んだ。

ひょっとしたらと思い調べてみると、「軍人将棋」のゲームアプリが存在していた


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