誕生まで①|待望の子ども
2024年 8月22日 13時31分 息子は産声をあげた。
夫婦にとって第一子であり、私たちの両親から見ても初孫。
生まれる前から家族に愛され、本当にみんなが待ちに待っていた。
まずは誕生までの “激動の日々” を記していきたい。
1月に妻の妊娠が発覚し、エコーで心拍を目にした時、涙が出た。
これまでの人生で経験したことのないほどの「愛おしさ」、言葉で表すのが難しいほどの「幸福感」を味わった。
毎日が本当に幸せで、生まれてくる子どもとの生活を、妻といつも楽しく想像し、夢いっぱいの日々だった。
「全てが順調な出産なんてない」
よく言われることであり、おそらく全ての家庭ごとに悩みや葛藤、問題、ある種の “ドラマ” がある。
私たちも、重々承知していたし、何かしらの小さなイレギュラーはあるだろうとも思っていた。
ただ、何があっても夫婦とお腹の子と三人で協力して、一つ一つ乗り越えられると常々夫婦で会話をしていたのと、妊婦健診も毎度「経過は順調、異常なし」が続いていたのもあり、過度な心配はせずに妊娠期間を楽しみながら過ごしていた。
しかし、性別が判明した妊娠中期辺りから、様々なことが明らかになっていく。
そこからは本当に激動の日々だった。