第27回介護支援専門員実務研修受講試験(通称:ケアマネ試験)を受験した皆様、お疲れ様でした!
2024年10月13日(日)に、第27回 介護支援専門員実務研修受講試験(通称:ケアマネ試験)が行われました。
わたしも鹿児島県内某所で受験しました。
去年初受験しましたが、仕事の忙しさを言い訳にしてロクに勉強せず…。
もともと苦手な介護支援分野が合格基準点にギリギリ及ばなくて、不合格になってしまいました。
ちなみに、ケアマネ試験はざっくり分けると、
①介護支援分野 25問
②保健医療福祉分野 35問
に分かれています。
毎年、①②の合格基準点は変動しますが、①②それぞれ概ね70%以上取らないと落ちてしまう試験です。
たとえば、介護支援分野:17点 保健医療福祉分野:35点をとっても、その年の合格基準点が介護支援分野:18点 保健医療福祉分野:26点だった場合は…、残念ながら不合格となります。
①②の合計点は関係ないのです。
そこで、今年わたしは中央法規のシリーズを使い、
↑まず、試験3か月前くらいから、このスタートブックでおおまかな全体像を把握しました。
いや、遅いよ!
スタートするのが遅いけれども。
このスタートブックはその名の通り易しい内容なので取っ付きやすくて助かりました。
おかげさまで基礎が身についたと思います。
↑わたしはとにかくお尻に火が付かないとやる気が出ないタイプなので、試験1か月前になってからようやく、この試験ナビを読み始めました。
全ての内容を覚えるのは時間的にもアタマ的にも無理なので、とにかく「全ページを眺める」ことを目標にしました。
「眺めるだけでも少しは頭に入るだろう」というのが狙いです。
しかし、1ページ眺めるだけで、す、睡魔が…!
職場のお昼休憩の時も、この試験ナビを眺めていましたが、す、睡魔が…!
また、うっかりするとスマホに手が伸び〜る。
脳が…脳が…スマホ使用によるドーパミン分泌を求めてしまうんだっ…!
↑試験2週間前になってから、ようやく「これはやばい」と焦って、過去問解説集を読み始めました。
ここでケアマネ試験の出題のクセを少し把握しました。
また、同僚も「よし! 今から問題出すぞ!」と張り切って、介護支援分野について出題してくれました。
持つべきものは優しい同僚。
↑試験3日前になってから、やっと合格問題集を解き始めました。
解説文が分かりやすかったです。
…こうして振り返ってみると、勉強に取り掛かるのが物凄く遅すぎますね。
わたしの辞書にはおそらく「計画性」の3文字は無いのです。
また、実は試験前日に不安に駆られて他社の予想模試集を2冊購入したのですが…、せっかく買ったというのに、結局一度も本を開く時間と気持ちの余裕がありませんでした。
なんというお金の無駄遣い!
しかし、「お守りを買ったんだ」と開き直ることに決めました。
さて、試験前夜から当日朝にかけては、これまで使ってきた中央法規シリーズを復習しました。
YouTubeの『メダカの学校』の動画も視聴しました。
YouTubeにはケアマネ試験対策のチャンネルが沢山ありますが、『メダカの学校』は結構淡々と進行する分、BGM代わりとしても使えるため、睡眠学習が好きなわたしにバッチリ合っていました。
目を閉じて講義内容を聴くうちに、ウトウト…ウト…ウト…。
そして、ハッ! と起きる度、復習に戻りました。
そんなこんなで迎えた試験当日。
9時半から問題配布と注意事項の説明が始まりましたが、前日夜から朝にかけて必死で勉強したため、説明を受けながら、ついウトウト…
ウトウト…
ウト…ウト…
………ハッ!
寝ちゃだめだ寝ちゃだめだ寝ちゃだめだ!
目が覚めた途端、突然、ドキーッ! と激しく緊張してきました。
…ここまでの流れを読んで、「ドキドキするくらいなら、せめて半年前から勉強したら良かったのに」と思った方もいらっしゃるでしょうね。
そうです。
その通りです。
ぐうの音も出ない正論です。
わたし自身もそう思います。
年1回しか無い試験なのに!
単なるマークシート方式ではなく、「正しいものを2つ選べ」とか「正しいものを3つ選べ」とかいうスタイルで、当然その2つ又は3つ全てを正答しないと1点として見なされないのに!
しかし、あれこれ言い訳しても仕方がない!
とにかく、10時から試験が開始されました!
周りの方たちが鉛筆を動かす音に動揺しながら、もともと苦手な介護支援分野を解き始めると、
「んっ? もしかしたら今年はサービス問題が多めなのかな? しっかりした基礎知識が無くても、消去法である程度は解けるのでは? ということは、今年の介護支援分野の合格基準点は上がる…!?」
と、かえって動揺させる問題がチラホラ見受けられました。
また、
幸い、職場の休憩時間に同僚から出題してもらったところが一問出ました。
おかげさまで1点ゲット。
同僚に、今日お礼のお菓子をプレゼントしました。
しかし…、試験には魔物が棲んでいるものです。
「あっ、これ何だったっけ…? 試験前までは覚えていたのに…。あー、思い出せない!」と焦る問題も複数ありました。
考えても考えても、記憶を呼び覚ますことが出来なくて、己の勉強不足を反省しました。
そして、「とにかく一旦落ち着こう。わたしは保健医療福祉分野が好きだから、まずはそっちを解こう」と気持ちを切り替えました。
保健医療福祉分野も、試験ナビや過去問解説集に目を通してさえいれば、あまり迷わずに解ける問題ばかり。
スイスイいくので、逆にわたしは怖くなり、「今年は保健医療福祉分野の合格基準点もかなり上がるのかな…?」と震えました。
保健医療福祉分野を解き終わった時点で、時間は既に11時を過ぎていました!
試験は12時まで。
ということは、あとたった1時間で、介護支援分野の残りと全体の見直しをしなければなりません。
わたしは時計の針と戦うような気持ちで、何度も考えては答えを書き直しました。
そしてあっという間に12時になりました!
試験終了です。
終わった…。
色んな意味で終わった…!
会場を出た後、他の受験者の皆さんたちから話しかけてもらい、名も知らぬ初対面の仲間同士であれこれお喋りしました。
「お疲れ様でした」
「今年は簡単でしたね」
「えっ、わたしには難しかったです…」
「今もう全部忘れました。何も覚えてない」
「時間が足らなくて、マークシートを全部埋められませんでした」
「仕事と子育てでしんどくて、まともに勉強出来たのは昨日だけです。今年は記念受験かも」
「今日夕方から夜勤です」
「うわ〜、夜勤頑張ってください!」
などなど、色んな意見が飛び出してきて面白かったです。
中には、わたしに「昨日夜勤明けで、種子島から来ました。土地勘が全然ありません。どのバスに乗れば天文館まで行けますか?」と尋ねてきた女性もいました。
あいにく、そこから天文館まで直行できるバスが無かったので、「次のバスに乗ればいづろまで行けますよ。すぐ近くに天文館があるので、いづろで降りればすぐ分かりますよ」と案内しておきました。
わたしと行き先が違ったので、残念ながら最後まで見守ることが出来なかったのですが…。
あの時の方、無事にいづろで降りて天文館まで行けましたか?
わたしはというと、試験が終わって帰宅してから、泥のように眠り続けました。
ザ・爆睡です。
他の皆さんはいかがでしたか?
各社から解答予想速報が出ましたが、わたしはすぐに自己採点する勇気が出ませんでした。
約3日ほど時間を置いてから、先程やっと自己採点をしました。
丸つけをする赤ペンを持つ手が震えました。
自己採点の結果は、介護支援分野19点/25問、保健医療福祉分野32点/35問でした。
やはり介護支援分野は低め。
つくづく苦手だなと思います。
保健医療福祉分野については満点を狙っていたのに、3問も間違ったのが悔しいです。
例年の合格基準点を平均すると、どちらの分野も合格ラインには達していると思います。
が、やはり介護支援分野が19点しか無いのがネック。
また、マークミスをしている恐れは0ではありませんし、あくまでも解答予想速報なので正式な解答とは異なります。
だから、まだ全く安心は出来ません。
11月25日(月)に行われる合格発表まで、ドキドキが続きます…。
ネットを見ていると、自己採点結果が高い方たちの書き込みが多いですし…。
きっと、高かった方たちが嬉しくて書き込んでいるのでしょうが、油断出来ませんよね…。
わたしはつい、ネットで今年の合格基準点の予想を検索してしまいます。
特に介護支援分野については「18〜19点だろう」と言う方もいれば「20点以上いくのではないか」と言う方もいますので、恐らくそのハザマの点をとっているわたしは不安でたまらないのですが、結局誰も本当のところは分かりません。
今年の合格基準点は神のみぞ知る。
この場合の神とは、試験を司る偉い人々のことです。
神よ、我ら受験者にチャンスをお与えください🙏
…何はともあれ、今年一緒に受験した全国の皆さん、本当にお疲れ様でした。
わたしより自己採点結果が高くても低くても、発表まで気が気じゃありませんよね…。
お互い、ゆっくり休んで、沢山ご飯を食べて、発表日を待ちましょう!
そして出来ることなら、合格後に待ち構えている研修も共に頑張りましょう!
…ああ、どうか受かっていますように…🙏
わたしはどうしてもソワソワしてしまいますし、もしかしたら来年また受験することになるかもしれないので、発表日までの約1ヶ月間を使って、苦手なところを復習しておきます…。