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音楽

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好きすぎて感想をまとめきれない音楽について。
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#キズ

キズ 日本武道館 単独公演「焔」 ライブレポ後編

キズ 日本武道館 単独公演「焔」 ライブレポ後編

 ↑ライブレポ前編はこちら

 日本武道館の中に入ってみると…、さ、さ、さ、寒い!

 しかし、ライブ前特有の高揚感があるので、寒くてもへっちゃら✨

 hideさんの曲も流れていて、気分が上がります⤴️

 ちなみにわたしの席はスタンド2階でしたが、そこからでもステージがはっきり見えました。

 ステージには光り輝くグリーンのマイクスタンドがありました。

 まるでライトセーバーみたい✨

 来

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キズ 日本武道館 単独公演「焔」 ライブレポ前編 (日記要素多め)

キズ 日本武道館 単独公演「焔」 ライブレポ前編 (日記要素多め)

 2025年1月6日(月)の朝。

 わたしは自宅から鹿児島空港へと急ぎました。

 日本武道館へと向かうために…。

 …保安検査場が予想以上に混んでおり、行列が出来ていたため、わたしは「しまった! もっと早く家を出れば良かった!」と焦り始めました。

 「お正月明けとはいえ平日だから」と油断して、家でのんきに髪型をいじっていたわたしが甘かったです。

 列がなかなか進みません…。

 わたしは

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キズ『傷痕』

キズ『傷痕』

 怪我をしたことのない人はいません。

 誰もが多かれ少なかれ、傷痕を抱えています。

 体にも、心にも。

 それを無理やり無かったものにしてしまおうとか、「かわいそうに」と同情するとか、「あなたが何かミスをしたから怪我をしたんでしょう」と責めるわけでもなく、ましてや同じ傷痕の者同士だけを仲間と呼んで馴れ合うのでもなくて、それぞれ違った傷痕を持つみんながそっと寄り添うようにして生きていく。

 

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キズ『息のできる死骸』

キズ『息のできる死骸』

 「生きている」という手ごたえがどこにもない。

 ただ「死んでいない」というだけ。

 これで「生きている」と言えるのか、分からない。

 それでも、暗闇を手探りで進むようにして、泥を這うようにして、見苦しくてもなお、生きていく…。

 そんな情景が心に浮かぶ曲。

 という言葉が意味深過ぎて、目眩がします。

 「あの子」はもう死んでしまったのでしょうか?

 その生前の姿が「僕」には、

キズ『地獄』

キズ『地獄』

 天と地を切り裂く絶叫のような曲。

 生きることは苦しいです。

 きっと死ぬことも苦しいです。

 覚えてはいないけれど、多分、生まれる時も苦しかったです。

 この世こそが地獄。

 それなのに人はなぜこの地獄で生きるのでしょうか?

 人ひとりが成せることは限られているのに。

 どんなに心の底から望むものがあっても、たいてい手に入らないのに。

 死んだことにすら誰にも気づいてもらえない

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令和6年8月9日 「キズ 単独公演 Peace begins with…」長崎公演 に行って来ました(後編)

令和6年8月9日 「キズ 単独公演 Peace begins with…」長崎公演 に行って来ました(後編)

 照明が落とされて。

 しばしの沈黙。

 やがて波のように歓声が湧き上がりました。

 わたしにはさっぱり見えないけれど、メンバーたちがステージに現れたのが分かりました。

 一曲目は『黒い雨』。

 初めて聴く曲のような気がしました。

 これまでに何度も聴いた曲なのに。

 歌い出しに心を鷲掴みにされました。

 それがまるで悲鳴のようだったから。

 平和を祈る曲にも、ラヴソングにも聴こ

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令和6年8月9日 「キズ 単独公演 Peace begins with…」長崎公演 に行って来ました(前編)

令和6年8月9日 「キズ 単独公演 Peace begins with…」長崎公演 に行って来ました(前編)

 8月6日と8月9日は、日本人にとって忘れてはいけない日。

 そんな8月6日に広島で、8月9日に長崎で、わたしの大好きなバンド「キズ」がライヴを行いました。

 わたしは本音を言うと両日とも行きたかったのですが、仕事の都合でどうしても8月6日は休みが取れず。

 8月9日については休みをもぎ取りました。

 あらゆる仕事を、前倒しにして終わらせました。

 その分ハードワークだったため、体はボロ

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キズ『銃声』

キズ『銃声』

 アルバム『仇』収録曲。

 何度再生しても鳥肌が立ちます。

 聴かない日は無いくらい毎日聴いています。

 わたしがこの曲のことを、というかキズの存在を初めて知ったのは、MUCCの逹瑯さんとキズの来夢さんが「一撃」という企画でコラボしたYouTubeの動画がきっかけです。

 YouTubeの「おすすめ動画」に出てきたのです。

 YouTubeのおすすめ機能って本当に優秀!

 わたしはこの

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キズ『鬼』

キズ『鬼』

 心を鷲掴みにして放さない、中毒性の高い曲。

 6分以上もあるのに、聴き惚れているうちに、すぐ終わってしまいます。

 特に、4分29秒を過ぎたあたりの歌詞に鳥肌が立ちます。

 まるで心臓の鼓動のような音楽を掻き鳴らした後に、フッと消えてゆく余韻も堪りません。

 まるで命の灯火が消える時のよう。

 生きる。

 それは、死に向かうこと。

 この世に生まれ落ちた瞬間から、誰もが死んでいきま

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キズ『リトルガールは病んでいる。』

キズ『リトルガールは病んでいる。』

 わたしはこの曲を初めて聴いた時、「なんてかっこいい曲だろう」と魅了されるのと同時に、「なんて哀しい曲だろう」と打ちのめされました。

 タイトルからは「10代の女の子が心を病んでいるという内容の曲かな?」と想像したのですが…。

 実際に聴いてみると全く違いました。

 これは強烈な反戦歌。

 
 以下はわたしの解釈なので、作り手からすると本当は違う意味を込めたのかもしれませんが…、

 恐ら

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