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「夢をかなえるゾウ」と「トイレ掃除」|成功に繋がる理由がようやくわかった話

10年くらい前に、
「夢をかなえるゾウ」
という本を読んだことがあります。

仕事や人間関係、生き方全般に関する有益なアドバイスを、関西弁を操るあやしい象のガネーシャと一緒に楽しく学べる良本なのですが、その本を読んだ時、一つだけどうにも理解し難いアドバイスがありました。

それは、「トイレ掃除をすること」、です。

人が進んでやらないことを地道にやればいいことがあるよ」と。

もし、自分もそれをやりたくないのにイヤイヤやっているのだとしたらそもそも意味ないし、本人が綺麗好きで好きでやってるのだとしたら、それはお好きにどうぞ、となります。

「トイレ掃除」と「社会的な成功」の距離感があまりにも遠すぎて違和感を感じたというのが、当時の感覚でした。

松下幸之助さん(現パナソニック創業者)が言っているとか、本田宗一郎さん(HONDA創業者)もそうだ、とか言うけど、会社のトイレを綺麗に保とう、というのはごく当たり前のことだし、それがなぜ「社会的な成功」に繋がる秘訣になるのか、さっぱり理解できませんでした。

ちなみに楽天の三木谷氏は、毎週月曜の朝8時に社員全員でオフィスを掃除をさせているんだと、自慢げに著書の中で語っていましたが、「これ、絶対イヤイヤやってる人多いだろうなー」と思います(笑

ましてや自分が掃除をしていると「ベンチャー時代の苦労を思い出せるから」というロジックは自己満足でしかなく、強制的にやらされている時点で意味ないな、と。

と、いろいろディスってしまいましたが、

最近になってようやく「掃除をして綺麗にすること」の本質的な価値がわかるようになりました。


それは、

「心を整えてプラスの波長を引き寄せること」

例えばですが、皆さんは掃除機をかける時、どんなことを考えていますか?

私にとって掃除機をかけるという行為は、半ば拷問のようなものでした(笑
これは悪い例ですが、私は以前こんな感じでした。

・(面倒だなぁ)と思いながら準備する
・移動する度に本体がくるぶしに当たる
・あちこち掃除しているとコードが絡まる
・力任せに引っ張ると本体がひっくり返る
・ストレスがたまった状態で掃除を終える
   (ため息)

掃除機をかける(悪い例)

大事なのは雑念を捨てて、今この瞬間の動作に全神経を集中させることです。私は最近、こんな感じで掃除機をかけています。

・(深呼吸しながら)
 掃除機のコードを静かに引き出す
・開始する前にベストなルートを考える
・持ち手が最適な角度になるようにセット
・速すぎず、遅すぎず、スムーズにノズルを
 前後させながら掃除機をかける
・掃除機本体が常に安定するよう滑らかな
 移動を心がける
・すっきりした気分で掃除機を片付ける

掃除機をかける(良い例)

集中できると、あっという間に時間が過ぎて、気づいたら綺麗になっています。綺麗になると気分がいいし、ポジティブな感情が自然に湧き上がって心が整います。好きな音楽を聴きながらやるのもおすすめです。

ちなみにこの「行為に全集中する(Be Fully Engaged)」という手法は、瞑想やランニングといった特別なアクションに限らず、日常の中のいろいろなシーンに当てはめられます。

例えばこんな感じ、、

•朝起きたら、完璧なベッドメイクをして
 気分よく寝られる状態を作る。
•シャワーを浴びたら、全集中して風呂掃除
 をする。
•家族全員の靴をきれいに並べてから
 家を出る。

私の毎朝のルーティンより

これらの行為を単なる行動としてではなく、心を整えてプラスの波長を引き寄せるための手段としてとらえるだけで見方が変ってきます。

一つ一つのアクションは些細なことであっても、確実に自分の未来を少しずつ良い方向に変えていく力になるはずです。

早速今日からトライしてみませんか?


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