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【選んで無職日記140】やる気なくてすみません

2024/12/22

 昼過ぎの電車で実家に帰る。駅に迎えに来てくれた父の横には相変わらずクロエがいる。彼女を抱っこして助手席に座り、終始毛の絡まりを取ったり肉球を触ったりしていた。
 父方の祖父に年末の挨拶を夫とすませ、一度クロエを家に置き、そして皆で焼き肉に行った。お腹が空いていたのでさっさと食べてしまったがとても楽しかった。久しぶりに会う母方の祖母も元気で楽しそうだった。
 夜八時の電車で帰る前に父と夫とカフェでお茶をした。夜遅い時間だったが勉強している大人が多い。人があまりいない静かな時間に本屋に併設してあるカフェで勉強だなんて、素敵な時間の使い方だ。
 駅でおろしてもらうと夜のキンとした寒さに顔がぴりつく。よくこんな寒さの中生きていたねと夫に言われ、この寒さの中で生きるしかなかった若い頃を思う。

2024/12/23

 ピラティスレッスンの後、先生に、マシンピラティスをやってみたいけれども酔ってしまうのはどうしたらよいかと尋ねる。
 先生曰く、自分でリフォーマーに乗っているのではなくまだ他人にゆだねて乗っているので酔うのではないか。車と同じで、車に乗られるところから車に乗れるようになれれば酔わなくなるとの旨。納得。
 ピラティスのマンツーマンレッスンは他のジムと同様金額が高いのでもう数か月も迷っているのだが、健康のためと自分の楽しみのためならば払ってよいお金だろう。妙に高い服にお金を出すよりはよっぽど有意義だと思いながら、それでも私は洋服が好きなのでううん、考えものだ。
 ピラティスの先生が以前、自己紹介のページに「人間が最後まで付き合っていくのは自分の身体」と書いていた。本当にその通りだと思う。靴もカバンもダメージを負って一生付き合っていけるものはごく少数だけれど、身体は古くなっても言うことをきかなくなっても一生付き合っていかねばならない。
 以前は自分の健康や身体のことなんて正直どうでもよいと思いながら生活していたけれど、ピラティスと出会って自分の身体に向き合うようになって、身体の変化に敏感になったし、少しタフになった気がする。

 来年からプライベートレッスン受けるかあ、と思いながら、ハローワークに向かった。
 ハローワークでは今日も相談実績を頂くべく面談をしてもらったのだが、こちらもものの十分程度で帰ることになった。あっさり。

 あとは家でずっとエッセイの書き直しをしていた。ここ最近日記に熱が入らない理由。
 エッセイの表紙に永遠と悩んでいる。デザイナーさんたちはすごいなと思う。


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