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ある日の高校演劇審査員日記・2024年秋その③
前回、前々回に引き続き、第47回東京都高等学校文化祭演劇部門地区大会・第78回東京都高等学校演劇コンクール地区大会発表・多摩北地区Aブロックの、2024年9月16日、三日目の様子です。見て審査した劇は、これですべてかな。写真は土俵です。
〇多摩北地区A・大会三日目・9月16日(月・祝)
① 都立東村山『空』
こちらは顧問創作。
カフカの『変身』、中島敦『山月記』を引用しつつ、ある
ある日の高校演劇審査員日記・2024年秋その②
前回に引き続き、第47回東京都高等学校文化祭演劇部門地区大会・第78回東京都高等学校演劇コンクール地区大会発表・多摩北地区Aブロックの、2024年9月15日の様子です。
〇多摩北地区A・大会二日目・9月15日(日)
① 都立東久留米総合『コウノトリのギフト』
こちらはご縁のある作家さんに脚本提供を受けたという高校。
男性三次元の推しにハマる女子校生の二人。二次元推しの一人を交えて
ある日の高校演劇審査員日記・2024年秋その①
はじめに
あらためましてこんにちわ。脚本家の山本健介です。
2年ぶりに、高校演劇の地区大会の審査員を務めさせていただくことになりました。
第47回東京都高等学校文化祭演劇部門地区大会・第78回東京都高等学校演劇コンクール地区大会発表・多摩北地区Aブロックの、2024年9月14日・15日・16日分の、計12団体の審査です。
この中から、次の中央大会に向けて2つの推薦高を決め、さらに優秀
ある日の高校演劇審査員日記・2022年秋その①
はじめに
さて今年も山本は、高校演劇の審査員というものをやってきました。ありがたいことにこれで3回目……くらいだったかしら。あと新人フェスみたいなものやった覚えがあったり。
第45回東京都高等学校文化祭演劇部門地区大会・第76回東京都高等学校演劇コンクール地区大会発表・城東地区Aブロックの、2022年9月19日・24日・25日分の、計15団体(一つ辞退あり)の審査をやらせていただきました。
ある日の高校演劇審査員日記 2021年夏 その5
「その1」から長く書いてますが、東京都城東地区高校演劇新人デビューフェスティバルで一人審査員した話の、今回は総評といいますか、あの……どういう風にして賞を決めるっていう話を考えたいと言いますか。
賞。そう。審査員として呼ばれるってことは、賞、決めるんだろうなあと思っていたら、これが結構大変だった。量が。という話をします。約9000字ほど……目次すらたたまれてしまう長さよ……。
今回のシリー
ある日の高校演劇審査員日記 2021年夏 その4
さて今回で全校分感想フォロー。2021年・東京都城東地区高校演劇新人デビューフェスティバルの2日目の午後の部の6校分の感想になります。
2日目 午後の部①【都立成徳】『札束浪漫紀行』 お札に印刷されている偉人たちが、令和日本を見つめつつ議論をするというワンダーなお話。衣装に力が入ってたなあ。
これは仕方のない事だったのかもだけど、若干音響レベルが大きく、冒頭のいくつかのセリフが聞き取りづら
ある日の高校演劇審査員日記 2021年夏 その3
ひきつづき、2021年・東京都城東地区高校演劇新人デビューフェスティバルの講評を言葉にしてみました。2日目の午前の部の4校の様子です……。
2日目 午前の部①【都立足立西】『BEAR HUNTER HUNTER』 こちら生徒創作というか、2日目は確か、全校が生徒創作。熊が出てきた。戦う。最終的に、顧問の先生が出てきた。そんな話。
演劇は何のためにあるのか、というのも日々考えたり、わからんな
ある日の高校演劇審査員日記 2021年夏 その2
前回に引き続き、2021年・東京都城東地区高校演劇新人デビューフェスティバルの19日ツイートしたものをまた書きます……。今回は午後の部の5校分になります。
午後の部①【都立小岩】『夢』 19日の午後一発目の公演。生徒創作。進路希望調査を提出できないでいる男子生徒が夢と現実のギャップに苦悩するというお話。
現実の高校生が、現実の高校生を演じるって、けっこうむつかしいのだろうなあと思う。モチー
ある日の高校演劇審査員日記 2021年夏 その1
2021年夏2021年6月19日と20日…… 山本はまた、高校にきておりまして、東京の……東京都の高校演劇の「城東地区」の、新人デビューフェスティバルという、短編演劇大会の審査と講評をやってまいりました。で、それの感想を当日ツイッターしたんですけれど……。
当日は汗だくだった。異様な、汗だ。汗だくで講評してしまって、なんか清潔感なくてもうしわけなかったなあ。汗まみれで劇の感想をぺらぺーらしゃべる
ある日の高校演劇審査員日記。2020年の3
2020年10月10日
東京都高等学校演劇コンクール2020・多摩北地区B日程3日目
⑨創価『ああ、やっぱり理解できない』。
こちら、演劇部作になっている。演技の天才と美術の二人の天才が手を組み、一つの舞台を作り上げるというお話。
この劇の何が困難かと言ったら、「天才」を舞台上に出現させなければいけないんだよなあと見てて思った。僕の懸念はさておき、このチームのもつ明るさと肩の抜けた感じで
ある日の高校演劇審査員日誌。2020年の2
ひきつづき、二日目の感想です。
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2020/10/4
東京都高等学校演劇コンクール2020・多摩北地区B日程 二日目
⑤都立松が谷『ひよりぼうず』
太宰治の『駆け込み訴え』を原作にした創作脚本。といいつつ、さまざまな引用がなされた、今大会屈指のヤバい作品。
どんな作品なのかを、どう説明したらいいか……。
見たままを言うならば、最初なんか、落語なのか、落語やってたと
ある日の高校演劇審査日記。2020年の1
ツイッターにて、東京都高等学校演劇コンクール2020・多摩北地区B日程の審査員をしたときのことや、見た高校についての全部の感想を連投しました。
ちなみに審査結果は下記になります↓
ツイッターでは見づらいのと、アーカイブの意味も込めて、こちらでもまとめてみました。
コロナにより特殊な年だった今回の高校演劇コンクールのある日の地区大会の様子を、ぜひお伝えできればなーと思っております。
長い