「活敬」と「死敬」、「同じ人間として誰に劣り申すべきや」
「活敬」と「死敬」、なるほどですね。
お互いを尊重しつつ、個人の尊厳を失わない。腹の底には、なめんなよって思いが大切と思います。
執行草舟さんから「同じ人間として誰に劣り申すべきや」という葉隠の言葉を学びました。
歴史上の偉人に対しても萎縮せずに、発奮して自己の人生を燃やさなければなりませんね。
【原文】
人は明快灑洛の処無かる可からず。若し徒爾(とじ)として畏縮シ趄(しょ)するのみならば、只だ是れ死敬なり。甚事(なにごと)をか済(な)し得ん。〔『言志録』第160条〕
【意訳】
人は明快でさっぱりとしたところがなければならない。もしただ畏縮して、ぐずぐずしたところがあれば、それは死んだ敬に過ぎない。そんなことでは何も成し得ることはできない。
【一日一斎物語的解釈】
仕事をする上ではいつも明るく清清しい態度であるべきだ。ビクビクしたりぐずぐずしたところがあるなら、それは一見すれば人を敬うように見えるが、実は卑屈なだけの死んだ敬である。そのような態度や外見でビジネスがうまくいくわけがない!
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