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逃げ恥新春SPについて_いち女子大学生の感想⚠︎ネタバレあり

卒論の提出がひとまず完了したので、遅ればせながら、逃げ恥新春SPを観た。

既に観た人たちのツイートにあったように、2時間半という盛り沢山の内容かつタイムリーな話題で「こんなことも取り上げるの⁉︎」と驚いた。

この物語で大きな転機となるのが新垣結衣演じる森山みくりの妊娠だ。

みくりの結婚を機に、彼女とその夫である津崎平匡は、

育休・産休、時短勤務、夫婦別姓など様々な課題に直面する。

さらに、彼女を取り巻く人々も加わり、

LGBTやコロナ、緊急事態宣言など現実社会と同じ問題に突き当たる。

私自身、就活の時に育休・産休の有無を見るようにしていたが、

制度としては存在しても、なかなか利用しづらい場合が多いことを学んだ。

みくりの出産に備えて「一ヶ月の育休を取得したい」と申請する平匡に「男が一ヶ月も育休なんておかしい」と主張する彼の上司。その上司に対して、古田新太演じる沼田は「君はなんでそんなにもやっとしているの?」とどんどん切り込んでいく。沼田の周囲の雰囲気を悪くすることなく、正論で相手を追い込んでいく様は見ていて心地よかったし、日本社会に潜む「仕事優先」という固定観念に気付かされた。

沼田の「人間なんだがら、いつ誰がどのようになるかわからない。だからこそ、誰かが抜けても仕事ができるようにすることが大切なんじゃないか。」という一言に痺れた。一人一人の実力も大事だが、その人がいなければ仕事にならないようではいけないのだ。

今年の4月から、社会人として働きはじめる上で自分はどうすべきか、そして、社会や入社予定の会社にはどのような制度があり、どう行われているのか知らなければならないと感じた。

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