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フォトエッセイ&短歌:子育て・親育て(1)

(ホノルル発)結婚16年目、40歳目前でようやく授かった娘がこの夏、高校を卒業し、先日アメリカ本土の大学に進学しました。大学の入寮は本人だけでなく、親にとっても人生の大きなマイルストーンとなる一大イベントで、入寮の手伝いを終えて「子育てがひと段落した」という感があります。


娘から「おとな小学生」とか「歳とった妹」などと呼ばれていた頼りない私の場合は、彼女が「親育てをひと段落した」といえるかもしれませんが。


出産後は、毎日いろいろなことに忙殺されているうちに、気づけば娘は車を運転し、マスカラなどを使うようになり、私が間違えて買ってしまった商品をさっさと返品してくれる、しっかり者に育っていました(親バカです)。


今さらながら、娘の存在の大きさを痛感しているダメ母は、まだ記憶が鮮やかなうちに、彼女が高校を卒業して家を出るまでの約90日間と、その後の私の心境、忘れられない思い出などを、日記を書くように短歌と写真で綴ることにしました。日記だと嘆きと後悔をダラダラ綴ってしまいそうなので…。


週1回の更新(たぶん)になりますが、お付き合いいただければ幸いです。

手作りキャンディレイ

友だちにレイをあげると言うからさ

「何本?」って訊いたら

「百本」って


高校の卒業式を目前に控え、同級生にキャンディレイを贈りたいという娘。しかも100本だなんて!「なんでもっと早く準備しないの!」と怒鳴りたいところでしたが、人生で1度きりの大イベントですし、レイを贈りたい友だちが100人もいるってことは素晴らしいことだ、と己に言い聞かせ、彼女と2人で夜なべしました。


(追記)ハワイでは卒業式にレイを贈るのが習慣になっています。家族、親族、友人、先輩、後輩、近所のおばさん、フラの師匠、バイト先の仲間などなど、お祝いに詰めかけた人たちからレイを贈られた卒業生は、こんな姿に…

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