ほのぼの日和#12 国際協力、好きじゃない
私が今ここにいるのは、ただの好奇心。
自分の生きてきた狭い島を超えて、日本を超えて、この日本とまったく違うと言われるアフリカで暮らす人々のことが知りたかった、自分の目で見たかった、それだけだった。
そのためだったら、どんな方法で行ってもよかった。けど、私はまだ学生でお金がなく、安全面でも親を説得しなければならず、この方法をとるしかなかった。
きっとそうではないとは思うけれど、途上国の人、ウガンダの人=助けなきゃ、教育しなきゃという色眼鏡でみること、国際協力することはとってもいいことで、将来にとって非常によい経験になると信じてやまないこと、そういうのが正直あまり好きじゃないなあと思ってしまう。
もちろん、税金でまかなっているのだから説明責任があって、それが非常に重要なことはわかる。わかるけれど、今私が来てくれたらうれしいとか今目の前で必要としてくれている方がいるのに、いろんな理由でそれが認められなかったり、まずは申請のための書類をだしてからでないといけないというのに、うんざりしてしまった。困っている人を目の前にしていて、書類なんて書いていたら助けられる人も助けられない。お金のために書類書いて、却下されて、それの繰り返し、そんなことしたくない。必要としてくれている場所で、活動したい。だったら自腹でだせばいいけど、私にはそんな財力もたてつく権力も残念ながら持ち合わせていない。
書類上のつながりでしかない、そんなものが国際協力と呼べるのだろうか。それで、国際協力、人を助けていると思えるのだろうか。(今私にみえていること、経験していることそれだけが国際協力ではないし、もっといろんな形があることも重々承知の上で)
私は思えない。お金ではなく、私と関係を結んだ直接顔のみえる人の力になりたい。