見出し画像

【うつになった大学生】    生きているのが嫌になった日。    

「あなたは病気じゃない。」

母に言われた。だったら、どうしてこんなにも死にたくてたまらないのだ。

母に言わせれば、主治医は悪者で、わたしは洗脳されているのだ。

わたしは主治医のことを信頼している。ようやく出会えた、信頼できる大人。だから離れたくない。

主治医には、わたしはヤングケアラーの一面もあったと言われた。愛着障害だとも診断された。

先生は、わたしと両親との関係がおかしいと言った初めての大人だった。だから、初めは信じたくなかったし、よくわからなかったけれど、カウンセリングで紐解いていくうちに徐々理解し始めている。

母は、わたしのうつが自分のせいだなんて思いもしていない。

ひたすら、自分の外に悪者を作って、怒りを撒き散らす。

でも、わたしはあなたに怒っているのだ。

わたしを返して欲しいと言っている。

その声は届かない。

わたしもういっぱいいっぱいなのだ。

わたしは、自分と、自分の過去と、こんなにも向き合っているのに、あなたは一向にあなた自身と向き合おうとしない。

挙げ句の果てに、お前はもう病気ではないと言う。

あなたのせいなのだ。

全部全部あなたのせい。

今これを泣きながら書いているのも、あなたは知らない。

すぐ後ろにいるのに、あなたは気が付かない。

わたしも絶対に涙を見せない。

わたしの涙をあなたは受け止められないから。

怒りも悲しみも、あなたは受け止められない。

受け止めず、ただ外に向かって怒るのだ。

それはあなたが未熟だから。

抗精神病薬を飲んでいたら就職なんてできないと言われた。

精神病者はそれがバレたら雇ってもらえないと。

お前はあの病院に通っている限り満足に働けないと言い切られた。

そんなことないよって先生は言うと思う。

でも、そうなんじゃないかなと思う自分もいる。

そんなことはどっちでも良くて(いや、進路のことはわたしを一番悩ませているのだけれど)、母にそんなことを言われたのが悲しかった。

お前は異常なのだと指を刺されていいるようだった。

いや、甘えていると言われたような気がするのかもしれない。

誰のせいなのだ。

わたしは誰のために、なんのために、こんな思いまでしてこの世界にしがみついているのか、ほとほとわからなくなってしまった。

痛いのも苦しいのも嫌だから、眠るように死にたい。

薬漬けにされて昏睡したい。

もうわけがわからないようにして欲しい。

生きているのが嫌になったよ。



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?