闇落ちした旦那の観察日記[(6)2014年夏頃]

旦那が闇落ちして半年を過ぎ、いよいよ風当たりが強くなってきました。初めて、旦那の鬱的パニック症に直面した父は、「なんてみっともない!!」と思ったようです。私もお客さんを置いて振り回されるなんて、と。そうきたか。父はずっと歯痒く感じていたんでしょうねー。冷静に考えれば、そうでしょうとも。我が家は地元で長く商売をやってきた家なので、世間に波風立てないってのが、処世術壱の型。うつ病って外に傷があるわけではないので、病気と理解しづらいし。

うつ病とは、心身の不甲斐ない人が疲れきっちゃった状態。半年も休めば元気になるのかな?。たいがいの方がお持ちのうつ病のイメージってそんな感じかと思います。実際は脳の病気、神経伝達物質の異常なのでねー。ちょっと世間のイメージと違うんですよね。

私はすでに半年、旦那の鬱的症状にさらされてきましたからねえ。帰宅したら旦那が涙目のウサギちゃんになっていて、理由を聞いたら「卵を落として割れちゃったんだよー、怖いよー」って。お前はハンプティダンプティかっつーの。いやもう、この頃は強烈でした。今でも忘れがたいのは、夜中、寝付けなくて起き上がり、ユラユラとずっと揺れ続けている旦那の背中です。外からは窺い知れぬ心中の漆黒の闇が、もれだしていて。。。こわいんだぞー。でも何をしてあげられるわけでもないので、私はとにかく寝る!。

この時は私と両親で大ゲンカになりました。最終的には、私への愛情を盾にとって、無理やり黙ってもらったようなもの。両親は、旦那と病気のことは理解できなくても、私が一生懸命で旦那を見捨てる気がないことはわかりますから。それから、心療内科の先生に援護射撃を頼みました。旦那と病気について、お手紙を書いて頂きました。

この出来事で、私は、実家の家族が我々を無理やり飲みこんでくれたことを実感。感謝とともに申し訳ない気持ちになりました。今は難しくとも、旦那に多少の感謝の気持ちを共有して欲しかったのですが、なかなかね。難しいよね。旦那はアパートに戻りたいとずっと言っていました。何度も二人で話し合いました。言い争いになって、翌日、旦那が寝込むこともありました。でも、いつも結論は同じ。他に方法はなく、時が解決に導いてくれるのを待とう。。。

ちなみに、なんだかんだ、現在も二世帯住宅同居をしてます。多少お互いの存在に慣れ、緊張感は残るものの、今はだいぶ穏やかなムードになりました。

そんなこんなで、だんだん激しくなってくる風当たり。6月からは暴風雨となります。なかなか静養できる環境にならなくて、旦那もかわいそうに。これから半年間は、会社との攻防戦が繰り広げられることになります。

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