闇落ちした旦那の観察日記[(2)2013年8月〜11月]
当時、夕飯はほとんど旦那が準備してくれることになっていました。私は飲食業のため帰宅が遅いので、早い方が用意するという考えで。それが夏休み明けて、会社にいってからほとんど旦那は家に帰ってこなくなりました。土日も含め、連絡もほとんどない。週に2度くらい、終電で寝に帰ってきて始発で出勤していきました。ただ、激務かつ不規則な勤務は今に始まったことじゃなく、私も麻痺してたので、”新しいプロジェクトでも始まったんだろう。それにしても今回はスゲーな、いつひと段落つくんだろか”と思ってました。10月に入ると、旦那は電車内にたびたびなにかを置き忘れてくるようになりました。眼鏡や携帯電話など小さいものはもちろん、通勤カバンをまるごと忘れてきたこともありました。休みを取る予定にしていても出勤になったり、メールしても返信がないことで、私のほうも日々のペースが乱れてイライラ。蔑ろにされている気分でいました。そんな毎日が2か月ほど続きました。
後日、”仕事が大変すぎる。しばらく家事は一切できない”とかでもコミュニケーションをとって欲しかったーと言ったら、彼は言ってはいけないと思い込んでいたんだそうな。うーん。仕事じゃあるまいし。加えて当時、マンションの一室を買ったらどうかという話が私の家族側から持ち上がってきており、旦那は、なんとか仕事をこなしていかねばならないと必死になっていたそう。そう。この方、the関西人って感じのおしゃべりなくせに、他人にモノを訊ねたり頼んだりが嫌いな人でした。で、私は言わないから大丈夫だと思ってたんですねえ。大丈夫じゃなかったねえ。溺れかけていたんだねえ。
当時、我々は布団で一緒に寝てたわけなんですが、たまに、私にぎゅっと抱きついて、声にならない声を上げていたことを覚えてます。ぴゅーって。そして、秋めいてきた11月のこと。風邪をひいたので、今朝は病院にいってから会社に行くと旦那が言いました。加えて「最近、眠れないし鬱っぽいんだよね」と。
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