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『ストーリーが世界を滅ぼす』!? 陰謀論、フェイクニュース、プロパガンダ…物語の「闇の力」に私たちは耐えうるのか?(ジョナサン・ゴットシャル著、月谷真紀訳、東洋経済新報社)

30代女性編集者4名がゆるく深く本と遊ぶ教養系podcast番組「ほんのれんラジオ」。2024年12月vol.21の問いは、「なぜ、わかりあえないのか?それぞれの物語を越えて」です。全エピソードを通して、物語の力を知り、異なる物語を受け止める方法を探索します。
シリーズ3回目となる今回は、『ストーリーが世界を滅ぼす―物語があなたの脳を操作する』ジョナサン・ゴッドシャル(著)月谷真紀(訳)を読んでおしゃべり。たくさんのモヤモヤが噴出した回です。

選挙期間中にSNS上の言説で民意が大きく動いたり、陰謀論やフェイクニュースに振り回されたり。そんなことがよく話題にのぼる昨今。
どうしても「よくできたストーリー」に心動かされてしまう私たちは、この「物語氾濫時代」をどう生き抜けばいいのだろう?
そもそも物語の力から影響を受けずに生きることなんて、できるのか?

エピソード
ストーリーの光と闇/仮説:心は物語に適するように進化をしてきた/どうして信じちゃう?陰謀論の仕組み/メディア=現実という図式/石器時代から変わらぬ脳の限界/擬いてfake it till make it/ビッグバン時代の問い/「どうすれば、物語から世界を救えるのか」/ソクラテスとプラトンを翻弄したフィクション・ノンフィクション/ナラトロジー/好奇心って暴力?/社会は共有したがる/ニレヨーコ「なぜ日常はドラマと違うんだろう」@近鉄電車/小タイトルのthe story paradoxってこういうことか!!/メタにみる自分を育てる

▼今回登場した旬感本はこちら!
『ストーリーが世界を滅ぼす─物語があなたの脳を操作する』ジョナサン・ゴットシャル(著) 月谷真紀(訳)東洋経済新報社 2022


▼「なぜわかり合えないのか? 物語を超えて」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!

(1)『ストーリーが世界を滅ぼす─物語があなたの脳を操作する』ジョナサン・ゴットシャル(著) 月谷真紀(訳)東洋経済新報社 2022

(2)『人はなぜ物語を求めるのか』千野帽子(著) 筑摩書房 2017

(3)『神話の力』ジョーゼフ・キャンベル&ビル・モイヤーズ(著)飛田茂雄(訳) 早川書房 2010

(4)『他者と働く─「わかりあえなさ」から始める組織論』宇田川元一(著)NewsPicksパブリッシング 2019 

(5)『断片的なものの社会学』岸政彦(著) 朝日出版社 2015 


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