東福寺の寺宝 初めての大規模展覧会(東京国立博物館)
京都を代表する禅寺のひとつ、東福寺。鎌倉時代前期、南宋で学んだ僧・円爾を迎えて創建された同寺院は、後世に「伽藍面」と称される日本随一の巨大伽藍を誇り、多くの弟子を育成した。また、本山・東福寺とその塔頭には、中国伝来の文物をはじめ、建造物、彫刻、絵画、書跡などの国宝7件、重要文化財98件を含む貴重な文化財が伝わる。
本展は東福寺の寺宝をまとめて紹介する初の機会。室町期に東福寺を拠点に活躍した絵仏師・吉山明兆の大作《五百羅漢図》の現存全幅を修理後初公開(会期中の展示替えあり)するほか、仏像や書画の優品も一堂に展観し、東福寺の歴史、大陸との交流を通じて花開いた禅宗文化の全容を紹介する。
出典:ひととき2023年2月号
※この記事の内容は雑誌発売時のもので、現在とは異なる場合があります。詳細はお出かけの際、現地にお確かめください。
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