「春の江戸絵画まつり・ほとけの国の美術」展~怖い絵、かわいい絵のルーツをたどる(東京都・府中市美術館)
かわいい動物に着目し、日本美術ブームを牽引してきた名物学芸員、金子信久さんがプロデュースする企画展「春の江戸絵画まつり・ほとけの国の美術」が、緑に囲まれた都立府中の森公園の中にある府中市美術館で開催されます(5組10名様に招待券をプレゼント致します。詳細はページ末尾をご覧ください)。
若冲が描いたユニークな白象の絵や円山応挙や長沢蘆雪の無邪気でかわいい子犬など、江戸絵画というと、現代ではそれぞれの画家の「個性」に目が向けられがちですが、本展覧会では、当時の画家たちの制作の根底にあった「仏教」をキーワードに、現代人の心を魅了する様々な作品が展示されます。
当時の人々にとって切実だった、死後の世界。極楽浄土と地獄の世界の様子は経典に書かれていましたが、「目で確かめたい」という人々の気持ちから、ファンタスティックな浄土や思わず目を背けたくなるような地獄の絵画が生まれました。
江戸時代には、観音さまに羅漢さんなど、信仰の対象であるはずの仏や人物が、面白おかしく描かれることもありました。備わる徳やその逸話から、多彩で楽しい作品が生まれました。
本展では、子犬の名手として円山応挙と並ぶ人気を得た長沢蘆雪の屏風絵が初公開されます。これまで蘆雪の子犬の絵はほとんどが掛軸だったものの、おおきな屏風に書かれた作品が発見され、公開されるに至りました。貴重なこの機会、ぜひ足をお運びください。
5組10名様に招待券プレゼント
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