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百花繚乱──20世紀初頭、パリで花開いた美(東京都港区・松岡美術館)
「旬・美・遊」では旬のおでかけ情報をはじめ、気になる新刊や新商品、見逃せない展覧会や伝統的なお祭といったご当地の話題など、さまざまなトピックをお届けします。(ひととき2024年6月号より)
20世紀初頭、パリは芸術の中心地として、世界中の芸術家たちを引きつけた。本展では、松岡美術館の収蔵品のうち、当時の多層的な文化交流から生まれた、総勢20名を超える作家たちの作品を紹介。新たな表現を模索して、その可能性を広げた力作がそろう。
新たな表現の探求の口火を切ったのは、フォーヴ(野獣)と評された作家たち。フォーヴィスムに大きな影響を与えた新印象派の画家、ポール・シニャックとアンリ=エドモン・クロッスの作品を起点として、モーリス・ド・ヴラマンクやラウル・デュフィら、フォーヴィスムの作品を展示する。
パリに集まった多くの異邦人たちも、前衛的な表現を希求し、彼らはエコール・ド・パリと呼ばれた。キュビスム、シュルレアリスム、そして日本からパリに渡った作家たちの多彩な表現も必見だ。
レガシー ──美を受け継ぐ
モディリアーニ、シャガール、ピカソ、フジタ
6/18〜10/13
東京都港区・松岡美術館 *会期中の展示替えあり
[時]10:00〜17:00
毎月第1金曜10:00~19:00
*最終入館は各30分前
[休]月曜(祝日の場合は翌平日)
[料]一般1,200円、25歳以下500円、高校生以下無料
☎03-5449-0251
https://www.matsuoka-museum.jp/
出典:ひととき2024年6月号
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