【駿府の工房 匠宿】お茶染めでサスティナブルな染物を|林家たい平さんと楽しむ駿河和染
丸子宿~東海道五十三次 二十番目の宿場 丸子宿にある「駿府の工房 匠宿」。鷲巣恭一郎さんは、工房「竹と染」内の和染の工房長になって1年余り。静岡の茶葉を使った独自の染物を編み出したパイオニアで、「お茶染めWashizu.」を立ち上げた。
「紺屋町にあったうなぎの寝床みたいに細長い家に育ったんです」。半纏やのれん、幟など印物と呼ばれる型染を請け負う紺屋は、染めの作業で布を張るため細長い土間が作業場で、鷲巣さんはその五代目に生まれた。病に臥した父の後を継ごうと決めたのは21歳。