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「ひととき」の特集紹介

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旅の月刊誌「ひととき」の特集の一部をお読みいただけます。
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2022年11月の記事一覧

日本三名山のひとつ、白山の麓で暮らす写真家の木村芳文さんが記録した「白山、手取川のひととせ」

春桜がほころぶ季節、白山の雪解け水は手取川へと注ぎこみます。川が運ぶのは水の恵みにとどまりません。水とともに運びこまれる大量の土砂こそが、扇状地をつくり、豊かな土壌を育みます。一般に扇状地は水に乏しいと考えられていますが、雪解け水で潤う手取川扇状地は豊かな水田地帯。水に浮かぶ小島のように見える集落は「島集落」と呼ばれています。手取川氾濫の被害を減らすため、わずかでも高い土地に家を建てる知恵です 夏清冽な水と飛び交うホタル──手取峡谷の環境の豊かさを象徴する光景です。ニッコウ

【鶴来】石川県最大の河川、手取川扇状地で“水の信仰”白山神社の総本宮へ

 山地での手取川は、勾配がきつく川幅も狭い。いきおい流れは速く、鋭い峡谷を創り出す。だが、山間を抜けて平地に出ると砂礫を運ぶ力を失い、ふいに手放してしまう。大荷物を背から下ろし、人が変わったように穏やかな表情になる。  下ろされた大量の砂礫が積もり、長い歳月を経て放射状に広がった地形が扇状地、すなわち扇をめでたく全開にした形の平野だ。その扇の要につくられた市街地が白山麓の玄関口、鶴来地区である。  なにはともあれこの地を訪れた報告として、白山を神体山とする加賀国一ノ宮、白

11月1日は紅茶の日! “緑茶の国”の和紅茶を楽しむ

今日、11月1日は紅茶の日(*1)♪ 「ひととき」11月号の特集では、鹿児島と熊本の和紅茶をご紹介していますが、日本では全国各地でおいしい和紅茶がつくられています。 そのひとつが静岡県。お茶の生産量日本一である同県は、数多くの個性的な和紅茶を生産する地域でもあります。 国産紅茶発祥の地とされる静岡市の丸子や牧之原など枚挙にいとまがありませんが、静岡茶発祥の地(*2)といわれる足久保でも、和紅茶がつくられているんです。 安倍川の支流・足久保川の流域である足久保。山深く、昼夜