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現役英語教師が伝える、英語学習の最初の一歩とは?
英語学習の初学者の最初の一歩は、もう完全に正解といえる答えが出ています。
それは、、、本記事の後半にて!(ごめんね)
〈前提のお話〉
教育者の端くれとして、英語学習の本に関してはおそらく500万円ぶん以上は購入して読んできました。ちゃんと学習したのはその中の10分の1程度で50万円ぶんくらいかと思いますので、大いなる無駄遣いだったと思います。
カバー画像で映しているはそのレガシー的本たちのほんの一部なのですが、これらの本の中から、これからの一般的な学習者に必要な本ってどれだと思いますか?
答え↓
とりあえずは一つもありません!
こらからの英語学習では、
「本当に必要になった時だけ、英語学習の本で学習する」
これが最適解となります。この中で、学習の過程で必要となる本は、以下の通りです。
①文法解説書(できれば練習問題付き)
②単語帳
③ライティングの練習本
以上の3種類だけです。他は今後の英語学習にはとりあえずは必要ありません。私は500万円以上も費やし無駄遣いしてしまいましたが(まあ教育者という視点で見れば、その無駄な知識や経験もまた学びではあったので後悔はありませんが)、皆さんは本に費やすお金は、生涯1万円~5万円以内で英語はできようになる環境がすでに出来上がっています。
以下は今後の英語学習の世界で、駆逐されるべき本一覧
・4択文法問題集←元々ゴミで「英文法の知識」のためだけに存在する害悪
・和文英訳の本←AIでより便利に代替可能
・外国人はこう言う系(デビット〇イン系)←元々ゴミで今後はAIで十分
・日本の英語の教科書←ゴミの中のゴミ。わざと日本人に英語ができなくするために発行してきたのではないかとすら疑っている。こんなものに金も時間も労力も掛けるのやめるか、一冊に統一しろバ〇文科省、文科省の〇カ共
私自身のことを語ると、一応英検1級は取得しており、文法で知らない知識はほとんどない、むしろネイティブの教員よりは確実に詳しいと言える立場なのですが、ではスピーキングやライティングでその知識が生きているかというと、思ったほど意味はないことを実感します。
「アウトプットでは、知識は全く使えず、経験を通して体得した表現のみ使える」
この違いが日本の英語教育からはスッポリ抜け落ちています。「共通テスト」は知識の定着+情報処理能力を測るテストになっていますが、やはり「体得」したものを測るテストではありません。つまり、
共通テストは満点でも英語は満足に使えない
だとすると、その意味は何なのでしょうか?読解力を測るためだって?では読むためなら、以前のようなテストでもよいのではないでしょうか。文科省の人たちは頭が〇ーなのでしょうか?
「最初の一歩」の前に、なぜこのようなやや過激なことを書いているかというと、日本の英語教育は50年もの間完全に失敗してきており、今でもその失敗を続ける気満々でいるから、英語学習(=全国民)というカモを英語が使える人たち(=欧米人)に提供するための、養殖場なのではないかと考えているからです。
そのためか、独自の努力で多少英語ができるようになった人たち(Youtube,TOEIC講師,その他もろもろ)が、また別の形でカモを狩るという構図作り出し、共食いと言える状況を長年続けてきました。一方で、ネイティブにとっては格好の稼ぎ場であることは知れ渡り、その間に日本で荒稼ぎした外国人は数知れず、今でもそこら中にあふれています。もちろん中には、本物の教育者もおり、日本人の英語力アップに寄与してくれた人たちもいますが、相対的に見れば、
ほぼ9割はニセモノのビジネスイングリッシュマン
なのです。最初は本物でも、そこでお金を稼げることに気づいて堕ちてしまった人たちも大勢います。私もファンだった英語学習の発信者も、ことごとく金稼ぎするビジネスマンに堕ちてしまっています。
彼らの特徴は、
・少しずつ自分の持っている知識をシェアしていく
・ブランド化する
・本やビデオ講座、youtubeなどで同じ内容を形を変えて発信して何度も何度も何度も新しいカモを騙す
こうして、我々日本人は、いまだに
先進国英語力最下位
という圧倒的恥ずべき状態を抜け出せずにいます。いくら日本語と英語の言語距離はもっとも離れている言語の一つだからと言って、これだけ教育が発展している日本で、この現状を50年も続けている文科省が今でも文科省として成立していること自体が恥ずべきことです。いやこれ絶対わざとだろ?ただ英語ができるだけの教育と一切関係のない人たちをアシスタントティーチャーとして派遣するJETとかに金出すのも辞めたらどうでしょうか?教育的効果が本当にあると思ってやってる?日本の英語教育を外国人の手軽なモラトリアムの消費に使ってないか?もはや教育じゃなくてただの拝金だろ?
ということで、とりあえず、ChatGPTを適切に使いこなせるところまでは英語学習をご自分でしてもらう必要があるので、その第一歩をここに記します。色々意見があるのは当然かと思いますが、私の経験、数々の本を読んだエビデンスのある知識、常識的に考えた結果、それらを踏まえて結論を出します。
〈英語学習の最初の一歩〉
発音(pronunciation)
です。学習の仕方も、以下のどれかで絶対にできるようになります。
①アプリ「pronunciation」を一通り取り組む。これで十分英語の音素を体得できます。できない発音のyoutube動画を紹介してくれるのもうれしいところです。
②BBC LEARNING ENGLISH の発音パート。英語なので、最初のステップで使うのは難し人もいるかもしれません
③発音の本。例えば以下の本は高額ですが、英語の音素が完全網羅されており、英米のどちらの発音も学べ映像もあるので、最初のステップとしてはよいです。
私は、英語教育全般は完全に消える日がやがて来ると考えている身ですが、発音やフォニックスに関してはそれでも残る可能性は十分あると考えています。これらのスキルは、人に教わった方が体得しやすいのは間違いないです。でも、自分でもできる時代ですよ。
とにかく、もう迷う必要はないです。英語の初学者だと思うなら、
まず発音をやってください。
でも完璧は目指さないで、あくまでも、「英語らしい発音」というレベルまでスキルを上げて、今後の初期のメインの学習になる「音読」の質を高められる状態を作ってみましょう。
アメリカ人やイギリス人で英語が話せない人はいないのだから、英語というものは人間ならば絶対できるものだし、できるだけ早く真剣にやらないと損です。ChatGPTなどAIを使いこなせている人は、今後とんでもないスピードで言語学習の質を上げて、あっという間に体得していきます。
そんなAI全盛時代だからこそ、
・AIが作り出す英語の正確性を正しく判断できる力
・AIへ正しく英語で指示を出せる力
この二つの力は、以前とは比べ物にならないほど圧倒的な価値を持ち、今後の人生すら左右するものになるはずです。
私自身のことを語ると、私は大学生になるまで英検5級でした。大学も親が行けというので、一応行った方がいいのかな?くらいの気持ちで、家から近い学校を選び、一応そこに合格し大学生になれたのは、他の科目でセンター試験で満点近くとれたからだけで、当時は英語は全くできませんでした。でも中学の先生が紹介してくれた英語の曲の数々は好きだったので、いつか英語ができるようになれたらなぁ、なんていう程度の軽い気持ちで英語の道に進んでしまい、結構苦労してきました。現在は現在偏差値70以上のコースもある高校で教えており、自分の英語力も少しずつですが伸ばしてとりあえず英検1級を合格するレベルにはなり、生徒の質問でわからないことはまずない、受験問題で解けない問題はまずないという状況ではあります。しかし、会話に関してはまだまだ自信はありません。ChatGPTの出現で、実は一番恩恵を受けているのが、私のような「ガチで英語を勉強してきて知識は凄く持っているけど、喋りはそんなに得意じゃない学習者」かもしれません。
ありがとう、OpenAIの人たち。あなたたちがいなければ、私はスピーキングのマスターは諦めていた。今はあなたたちのおかげで、スピーキングもネイティブレベルまで上げることができることを確信しているので、がんばりたいと思っています。
Thank you, OpenAI team. If it weren’t for you, I would have given up on mastering speaking English. Now, thanks to you, I’m confident that I can improve my speaking to a native level, and I’m determined to keep going.
もういい歳ですが、まだまだこれから伸ばしていこうと日々楽しみながら英語と触れています。勉強!と肩ひじ張らずに、生活として英語に触れて色々な発見をしています。その中で、やはりずーーーーーーーーーーっと引っかかている、
現在の日本の英語教育の不備
というより、教育全体の不全、その辺りを「本音の教員」の中でぶちまけつつ、その中で誰かの役に立つ情報を伝えることができれば、自分にも生きてきた意味があったかなと思える日がくるのではないかと考えています。
共によき未来を作っていきましょう!