「有名な一節」No.180
文豪夏目漱石の「草枕」の冒頭にある有名な一節。
「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。
兎角に人の世は住みにくい。」
智は、さしずめ理詰めとすれば、情は感情、意地は言うまでもないですね…。
相手がいれば、必ずやこういうことが起こります。
自分の意見を押しては反省し、また簡単に折れてしまっては反省し、
後味の悪さを感じることも少なくありません。
つまるところ、どれだけ自分にも相手にも誠実であるか…、
ではないでしょうか?
葛藤は、誠実さを育むための試練…なのでしょうね。