宝石のような色 奥深い風味 不思議でクセになる皮蛋
皮蛋(ピータン)は、古来から中国に伝わる、アヒルの卵を熟成させた料理 のことです。
アヒルの卵を特殊な調味液に漬け込み、長期間寝かせることで作られます。 いつも我々が食べる鶏卵とはちがい、白身の部分が黒色をした半透明な見た目 になっているのが特徴です。
皮蛋という名前は、外側の黒褐色の皮に由来しています。
黒色の独特な皮は、 アヒルの卵がもともとそういう色というわけではなく、塩や石灰で寝かせられ て変色しており、この寝かせる期間により、卵の白身が固まり、黄身は緑色に 変色します。
その独特な外観は初めて見るとぎょっとしてしまうかもしれませんが、
食べてみると、鶏卵よりもプルっとした外身に、ちょうどいい塩味がクセになります。
皮蛋は熟成されていく内にアルカリ性になるため、温泉でゆでた温泉卵のような微かな硫黄な独特な味がします。
皮蛋は普通の鶏卵と同じように醤油や塩で食べるのもよし、刻んでお粥やスープに入れたり、豆腐と一緒に一品料理にしたりもできます。そのため、おつまみとして食べるのがおすすめです。
皮蛋にはたんぱく質や脂質、ビタミン、ミネラルなど、さまざまな栄養素が 含まれています。しかし、塩漬けにされているため、塩分が非常に高かいです。その点については注意してください。
今回紹介するのは、日本最大級のアジア食材総合オンラインショップ「本味 主義」から購入した「友盛」ブランドの極品皮蛋です。
原材料はアヒルの卵、食塩、茶葉、炭酸ナ題但トリウム。
(直射 日光を避けた冷暗所で常温保存してください)
手軽に作れる自家流「ピータン豆腐」のレシピ
材料:
皮蛋:2 個
絹豆腐:1 丁
青ねぎ:適量(みじん切り)
しょうゆ:大さじ 2
お酢:小さじ 1
ごま油:小さじ 1
塩:少々
砂糖:少々
白ごま:適量(お好みで)
手順:
1. 豆腐を軽く水切りし、食べやすい大きさに切ります。
2. 皮蛋を剥いて細く切ります。
3. ボウルに切った豆腐と皮蛋を入れ、青ねぎも加えます。
4. 別の小さなボウルでしょうゆ、お酢、ごま油と砂糖をよく混ぜ合わせま す。
5. 混ぜ合わせたしょうゆとごま油を豆腐と皮蛋にかけ、軽く混ぜます。
6. 味を見て、必要に応じて塩で調整します。
7. 最後に白ごまをふって完成です。
ちなみに、ピータンを切るのに糸(手縫糸など)をつかうことをおすすめしま す。糸を手に持ち、皮を剥いたピータンにかけて引くと、きれいにスッと切れます。包丁やまな板も汚さず、黄身の部分が無駄になることもなく、ピータンをお好みの形にカットできます。
お好みで、ごまや青ねぎの他にも、細かく刻んだショウガや海苔、唐辛子を トッピングすることもできます。皮蛋のコクと豆腐の滑らかさが絶妙に組み合わせた美味しい一品が完成します。
不思議な見た目に不思議な食感、そしてクセになる味。是非一度皮蛋を味わ ってみてください。
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