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311 最近のテレビドラマあれこれ

期待も半分、楽しみもそこそこ

 途中まで見ていたのに、半分以上残したまま見ていなかった「キングダム・シーズン5」を見終えた。やっぱり嫌いにはなれない世界だな。もはや話は大ごとになりすぎて、大国から超大国へと進んでいく話になっているから初期の頃のような話とはまるで違う。それでもまあ、見届けたい気もしている。ところでこの話はいつ終わりなのだろう。史実に基づいた部分があるので歴史を学べば推測できてしまうけれど、あえて、それはしないでおこう。
 ドラマ「嗤う淑女」を見た。中山七里原作。これは始まったばかり。喪黒福造(笑ゥせぇるすまん)と闇金ウシジマくんを足して主要メンバーを女性にした、みたいな話なのか? やられた側は彼女に感謝しているのか? 救いのない話のようだが、それを楽しめてしまうのは見る側の問題なのか。 
 大河ドラマ「光る君へ」は、ようやく「源氏物語」を書きはじめたようだ。
 ドラマ「降り積もれ孤独な死よ」。井龍一原作、伊藤翔太作画。マンガ原作の実写化といえば、「セクシー田中さん」問題の日テレとしては失敗できない。サイトで「今回は実写ドラマ化に際し、原作が未完結という事もあり思う存分にオリジナルの展開にして下さいとこちらの方からもお願い致しました。」と井龍一からコメントを寄せてもらっており、なみなみならぬ意気込みは感じる。ドラマとしても絵作り、サウンド、俳優陣まで、思ったよりも細かく計算されていることが1話からは伝わった。主役の成田凌は好きでも嫌いでもないが、吉川愛、小日向文世、黒木メイサとくれば、ちょっと興味のある世界となる。カカロニ栗谷は、特異な風貌で悪くない。
 ドラマ「完全無罪」。5話で終わるという。4話まで見た。暗いし重いし。冤罪を晴らすのだがそれもまた気持ちは晴れない。誰もが傷ついていく。主人公が唯一、誘拐されたものの生き残った娘という視点は興味深い。
 ドラマ「GO HOME~警視庁身元不明人相談室~」。小芝風花と大島優子の年齢差のあるバディもの。なかなか楽しめたのだが、3話を見て少し飽きてきた。ちょっとばかりムリのある話だったけど、大丈夫か、と余計なお世話ながら心配になった。
 ドラマ「エンジェルフライト」。古沢良太脚本らしい母と娘(松本穂香)。おもしろかった。シーズン2があれば見るかもしれない。
 ドラマ「新宿野戦病院」。最初から飛ばしていたが、いまのところまだ飛ばしている感。最後まで落ち着くことはないのだろう。英語と岡山弁と医学用語の飛び交う世界は、字幕も出るものだから画面から目が離せない。とてもスマホを見ながらとはいかない。そのせいか、おもしろいけどとても疲れてくる。
 ドラマ「錦糸町パラダイス~渋谷から一本~」。豪華な俳優陣で小劇団風なドラマ。強烈ななにかはないけれど、こういう人が世の中にいてもいいだろう。
 ちなみに今季、柄本一家、父親が「新宿野戦病院」、息子2人は「光る君へ」、そして「錦糸町パラダイス~渋谷から一本~」に出ていて、いや、柄本時生はこのドラマ、プロデュースにも関わっている。大活躍である。
 アニメ「小市民シリーズ」も楽しんでいる。
「どうせ、オリンピックなんでしょ」と言いたげなテレビの状況にあっても、やはり、こうした人が手作りしているものを見たい。
 たまたま見てしまった生中継の試合を少しは見るけれど、やっぱりこちらのタイミングで見たいものを見たい。ニュースもトップはオリンピックになってしまうので、ちょっとばかり不満である。それはスポーツニュースでやったらどうか、と思ったりもする。
 それにしてもこの暑さよ。

やればやるほど上手になる。かな?


 


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